弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

今日から仕事初め

明けましておめでとうございます。
さて、多くの特許事務所では今日からが
仕事初めになりそうですね。

自分とこは、事務所の建物がなぜか今日まで
閉まっているので、厳密には明日から仕事初めです。
もっともそんなことも言ってられないので、
正月から仕事でもしてようかと思っていましたが、
なんだか体調がすぐれず、昨日は一日中、
今日も昼まで寝ていました。

年明けはそんなにやることも多くないかなと
思ってましたが、思いのほか問い合わせが
入ってきました。
昨年からの仕事や確定申告関係をのんびりやるかな
と思っていましたが、やることリストアップしてくと
やるべきことが案外あるのでのんびりしてもられません。

アクセス解析見てると面白いのが、
12/28あたりが仕事納めではないかなと思いきや、
12/29までアクセスが多く、12/30に入ってから急に
アクセスが減りました。
なので12/30から冬休みの方が多いのでしょう。
仕事初めも今日からなのか明日からなのか、
どっちが多いのかもアクセス数から把握できます。
なんとなく1/5スタートが多いような気がします。

年末年始はブログや本体サイトの記事でも書いてようか
と思ってましたが、ネタは溜まっても、けっこう書くのが
面倒です。いくつか書いた時点で挫折しました。

年末年始にやっておきたいことはいくつか挙げて
いたのですが、想像以上に何も進みませんでした。
まあ毎年のことです。

改めて、今年もよろしくお願い致します。

昨年を振り返りつつ今年の抱負

あけましておめでとうございます。
昨年は12/30まで仕事をして、その後はなんとなく
諸々なことをやりながら年を越しました。
特にテレビなどは見ていません。
そして元旦は実家に帰ってなんとなく過ごし、
都内なので日帰りで帰って現在に至ります。

昨年はというと達成すべき目標が豊富
だったのですね。そしてそれが達成できて
まずまずだったと思っています。
どんなだったかというと、

・一昨年末の時点で外注業務を切ったので、
 通常受任業務のみで生活できる程度の
 売り上げを上げる → 達成

・一昨年末に引越ししたので、その後始末

・仕事が増えてきたので、スタッフの採用を
 業務分担を進める → 達成

・書類が雑然としていたので、事務所にすべて
 統合して整理する → スタッフ採用により達成

要するに仕事を増やすのと人を雇うということに
ほぼまとまるのですが、それをクリアしました。

と同時に、独立前に頭にあった当面の課題、
というのが上記状況なので、クリアされた現在、
何を具体的な目標とするか、という問題があります。

目標とすべきことの第1は、営業活動をして
売り上げを増やす、ということになるのだとは思います。
もっともこれを数字にするのは何となく違和感があります。
だって数字として出てくるのは結果に過ぎません。


去年はこれといった営業活動をしていないので、
もうちょっと明確に営業をして仕事をとる、
ということをきちんとしていく、という年かと思います。

一昨年対去年だとかなり発展しているのですが、
1年前との比較でいうと、月当たりの売り上げの伸びが
止まっています。ですが、結果を求めるというのは
目標のあり方として違うような気がするので、
今年は何をできるようにするか、を
よく考えていきたいと思います。主に営業面です。

何をしたいか、を追求すればするほど結局お金の問題に
いきつくので、結局どんな営業をするか、
ということになります。

まあ去年の今頃を思えば、前提とする状況が大きく
変わっているので、大きく進展した1年ではありました。
そういう大きな進展を、この1年でも達成できればなあ
と思っています。

まあ漠然とはしていますが、そんな感じで、
今年もよろしくお願いいたします。

仕事納めと今年の反省

明日から官公庁の休日に入るので、一般的にはもう
今日が仕事納めという人が多いのではと思われます。
うちの事務所はというと、事務所の建物が今日の昼から
1/4までしまってしまうので、電話に出るとかそういう仕事は
その間はお休みです。メール対応や実際の案件は
持ち帰ってやるので、実際の年末年始は仕事が終わり次第
ということになります。

昨年と違って今年は年をまたいで処理する案件は
どうやらないなと思っていたのですが、
もうあとちょっとで手元の案件が終わりと思うと
その瞬間から作業の手が止まり始めてしまいます。
お金の振込とかも今日しようと思っていましたが
明日になってしまいました。
年内期限の特許出願案件も実は残っています。

去年は12月に入って急に仕事が入りだしてきたので、
それと比べると少ないような気がしてしまうのですが、
世間が休みの時期に仕事をするのだから忙しい
といえば忙しいのかもしれません。
これまでは前年同月比でいつも確実に忙しかった
のですが、そういう右肩上がりの状況は止まって
しまった感じで、その点がちょっと不安にはなります。

年間でならせば昨年よりは当然のごとく増えているのですが、
9月にピークを付けて以来、売り上げは横ばいです。
一時期は毎月のように月間売り上げ記録を更新
だったのですが、頭打ちになるの早いなとか思ってます。
今年は営業をきちんとやっていなかったので、
来年は営業手法をもう少し考えていきたいと思ってます。

年末年始に向けて弁理士試験受験生が考えておくべきこと

弁理士試験については、結局こういうのって似たような話の
繰り返しにはなるのですが、繰り返すことで伝わる話も
あると思うので自分の見解をまとめてみます。

ここ数年合格者数が激減しているのでもちろん難易度の
揺り戻しはあるのでしょうけど、ヴェテ受験生が
抜けてしまった後なので実質的な難易度はそこまで
上がっていないのでは?と考えます。
基本的には頑張って勉強すれば受かる試験です。

ではどのくらい勉強すれば受かるのか?ですが、
5年くらいにわたってコツコツと、というよりも
一気にやってできるだけ一発狙いの方が
受かりやすくなってきてるのではという感じもします。
年数かけるほど変な落とし穴にはまってる感じがするのですね。
2年コースというのが一番良いような感じがします。
最初の年はまず基礎的な理解を進め、これでいける
という感触を得たら一気に試験対策を進める感じです。
その意味で最初の年は実務的な勉強から入るのも
ある意味ではありのような気もします。

この試験の特徴的な部分は、
1)免除狙いは有利に見えて実はそんなに有利ではない
2)過去問をやりすぎると本試験の問題が解けなくなる

この辺に気を配っておけば、どこに通うのが一番とか、
あんまりそんなこともないのかなという気がします。
うまく嵌れば受かるのであって、教え方が優秀だから
早く受かったとかそんな話でもないと思います。

1)免除についてですが、選択免除はある方がよいと思います。
自分は選択受けましたがそんなに選択大変と思わなかった
ので、普通に受けた方が楽なのでは?等とは思っていますが、
そこは人それぞれですね。引っかかってる人はいますし。

免除というのは短答の免除ということなのですが、
特許庁としてはできるだけ免除はなくしていきたい
方針らしいのですね。だからなのか、免除の有無で
有利不利をなくせないか、をかなり模索している
ように見受けられます。

さすがに点数に下駄履かすようなことはないと思いますが、
論文は例の偏差値方式ですから、免除がない人は
有利な母集団に入れて採点されるのではないかと
そんな気がするのですね。具体的なことは分かりませんが、
基本的には短答に受かった年に一気に論文を狙うべきと思います。
短答受験組の方が何か有利のような感じを受けるので。

今の論文なんて問いに答えるだけなのですから、
あんまり論述能力など求められていません。
ある程度伝わるように文章を書ければそれで充分です。
大事なのはどれだけ必要な知識があるかで、
そこは短答と共通する部分です。
そしてその辺が短期合格にとって有利な面でもあります。

選択があると、まずは選択、となると思いますが、
案外短答+選択があっても必須まで受かったりするもんです。
出来が悪くても受かってしまったりします。

まあ短答がある人は、この年末年始はまずは短答対策ですね。

2)で、特に短答についていえることですが、
過去問をやりすぎてしまう人が結構いることですね。
自分も初受験の時はそんな感じでした。
過去問の出題パターンに慣れすぎると、
そこに対するひっかけにかかりやすくなります。
短答が苦手な人ってのは過去問ばっかりやってるんですよ。

大事なのは、条文を読み込むことと、基本書をよく読むこと。
それでは飽きるし頭に入らないから過去問を解くのです。
ということで、自分は一度弁理士試験をギブアップ
したのですが、再開後は過去問をやらないようにして、
必要なときは、10年近く前のをやっていました。

例の無し解なんてあったりする頃のなのですが、
条文理解度の確認のために使うのだから
別に年度はいつでもよいと思っていました。
むしろ、直近の出題に慣れないために、
直近の問題は解かない、というのを徹底しました。

直近の過去問に手を出したのは、1か月前になってからです。

この辺は人それぞれだと思いますが、
あまり過去問をやりすぎないってのが1つの
ポイントだと思います。
問題解いている間は理解度を確認しているにすぎません。
知識を頭に入れる時間を優先すべきです。

ポイントはこれだけで、あとはどこか通うなら、
楽しそうなとことか、わかりやすそうな先生とか、
とにかく持続できそうな環境でありさえすれば
どこ行ってもそんなには変わらないかと思います。

一発合格というのは概ねこの辺を抑えているな
というのが自分の感想ですね。
行けるときに一気に突っ走ることが大事です。
ついここまででいいや、と抑えてしまいますからね。

年末年始が一つの区切り目なので、
来年の受験対策についていろいろ考えるとよいと思います。

ブログ記事がネガティブになっていきがちな理由

ブログの記事としてネガティブなことを書かない、
とルール化している人いう人は結構いるようなのですが、
確かにその根拠はもっともかと思います。

知っている人ならいいけど、多くの場合ブログを見るのは
知らない人ですから、記事の内容を見て、
この人はこういう人なんだという第一印象を持ちます。

特にお客様や今後お客様になる人が記事を読んだときに、
ある程度魅力のある人であるという推定を働かせた
方が何かと有利ですから、前向きで博識で、
非常に親しみやすく頼れる人であるという
ブランディングがあるとよいのだろうな
ということは思ったりします。

その一方でそんなこといちいち取り繕うのも
面倒だなというのもあります。
というのと自分の持ち味的なものを考えたときに、
自分なりの発想とか着眼点の違いというものを
出したいのですよ。

相対優位性というものを考えたときに、
人は100できるから自分は130くらいを
目指すという、量で勝負するような
方向性は自分は目指していないのです。
それは例えばうちは安いですよ、というのも
そうだし、明細書の量や品質についても、
ある程度の水準は超える必要がありますが、
過剰に競争するという方向を目指したくない、
というのがあります。
じゃあどこで優位性を出すかというと、
世間が見落としがちなところとか、
ないがしろになりがちだけど、実は需要がある、
というところをうまく拾っていく、
というのが当面の方針です。

それは結局着眼点の違いであり、
人はこっちを見てこうだと思っているけど、
実はこうなんだよ、という部分をできるだけ
注目して、取り入れていきたいと思っています。

そういうのって結局多数意見に対する
懐疑的な見方を常にしているということに
なりますよね。そういう情報を絶えず
打ち出していく、というのはある程度
ネガティブな色彩を帯びてしまう、
という面がどうしても出てしまいます。

そして少数意見を打ち出すというのは、
多数意見に異議を唱えることも意味します。
どうしてもあれはダメだ、これは違う、
という強い言葉になっていきがちですね。

回りくどい話になりましたけど、
ポジティブな記事ってなんか内容が薄い感じ
がするのですよ。
記事の1つ1つではっきりと何かを打ち出そう
とするとやっぱり現状否定は避けられないですし、
どうしても自分のブログはそういうスタンスに
なっていかざるを得ないのかなあと思ってます。