弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

特許事務所とは

国内特許事務パート・アルバイト、経験者優遇、未経験者歓迎

先に挙げた求人内容がいろいろ粗かったので下記の通り直しました。 採用情報 | 梅澤国際特許事務所/新宿アイランドタワー2F 上記求人内容を見ての通り、勤務時間は週10時間のパートタイム雇用です。 仕事自体がそんなにないので、将来的にはフルタイムに移行…

弁理士はどんな時に独立しようと思うのか

まず自分の場合なんですが、最初に独立したいと思ったのは、スクウェアで働いていた時ですね。もう20年以上前の話です。 取引先の個人弁理士事務所の先生と親しくなり、話を聞いていくうちに、将来弁理士資格を取って独立するのってよいなあとそんなことを思…

新ビジネスと新営業手法

独立して6年も過ぎると、新しい展開はないものかと言うことをふっと頭をよぎったりもします。楽して、というと語弊はありますが、しんどい思いをして働き続けるとなんかいい策はないものかと考えます。 色々考えると、こういうビジネスをやったらどうかとか…

一人法人の可能化と弁理士法人への名称変更

一人法人が可能になることについてはだいぶ前から話題になっていましたが、これとともに特許業務法人を弁理士法人として登記しなければならない旨の、弁理士法改正が5/21に公布されています。まだ公布段階で施行はまだですが、1年以内に施行になります。 一…

10年後20年後の弁理士業は厳しいのではないか

現在の弁理士業界については景気がいいのか悪いのか、人と会うことがめっきり減っているのでいまいちわからないものの、とりあえず食えているような感じは受けるのですが、これからはどうなってくのかなということを考えてみました。10年後、20年後というス…

特許事務所への依頼と内製化の今後について

とある関西の大手企業が、特許出願を内製化する方針であるという噂を耳にしました。内製化については、いろんな企業が試みつつも、結局挫折、を繰り返しつつ今に至っております。特許事務所への依頼費用は単純にコストであり、そこに手を付けたいというのは…

特許事務所の顔採用

特許事務所の採用基準にはいろいろあります。ある程度共通の傾向はあるのですが、A事務所は×である一方、B事務所は〇、だったり、それが逆になるということもそんなに少なくはありません。 そんな中、表記の採用基準というのはるのでしょうか。結論から言…

特許事務所の定着率の傾向

特許事務所の所員の定着率というのは独特です。同じ特許事務所でも、技術と事務で定着率が異なるのは普通ですし、時期によって誰もやめない時期、次々に辞める時期、というのがあったりします。もちろん事務所によってもばらつきはあります。 ただ全般的な傾…

コロナ倒産と特許事務所の景気

新型コロナウイルスの蔓延により不況の訪れが語られるようになってきています。コロナ倒産が406社あったとの事で、特に飲食・宿泊の割合が高いようです。廃業検討中の中小企業は27万社で、その内半数は1年以内を希望とされています。これは、現在358万社の中…

知財業界未経験者と弁理士等のZOOM交流会の案内

弁理士試験受験生と、現在活躍している弁理士の座談会的なZOOM飲みってニーズあるのかな。 — 梅澤@西新宿の弁理士 (@UmezawaBenrishi) 2020年5月26日 こういうツイートをしたところ、どうやら業界未経験者にはここは魔界のように見えるようであったので、飲…

未経験者が特許事務所で特許明細書を書く場合に何が大変なのか

何が大変なのかシリーズとして次は出願書類の作成に行きます。特許事務所に採用されて最初は何を与えられるかはまちまちですが、いきなり明細書を書かされるケースも多いと思います。又は中間処理から始まることもあるでしょう。手取り足取り教えている手間…

ZOOM・オンライン会議と弁理士と特許事務所

新型コロナウイルスの影響で、飲み会やら対面でのミーティングが非常に困難になってきました。そんな中で、ZOOMをはじめとしたオンライン会議ツールが脚光を浴びるようになってきており、ここ最近になって急速に普及しました。 ZOOMはアカウントを作らないと…

なぜ特許事務所は価格と品質でしか競争できないのか

え、価格と品質だけじゃないの?と思った弁理士の方も多いと思います。実際のところ、品質で勝負できているならまあそれはそれでよいと思います。けどもういまやマーケティングの時代に入っており、マーケティングを考えず、品質と価格だけの商売というのは…

特許事務所とテレワーク・リモートワーク

新型コロナウイルスの蔓延下、テレワークに移行した特許事務所も多く、また求人にもテレワーク可能であるということをアピールしている特許事務所も数多く見られます。ただ実際のところテレワークはどこまで可能なのでしょうか。 テレワーク可能という業務の…

新コロナウィルス下の特許事務所と特許業務

特許事務所の業務自体は多岐にわたるのですが、業界の多数が携わっている特許の権利形成業務については、もともと在宅での仕事ができると言われており、そのままリモートワークに移行している特許事務所はかなり多いと思います。ただ、紙包袋の取り扱いなど…

未経験の弁理士・特許技術者への特許明細書の指導はどうするのがよいのか

初めて特許実務をやる人はみんな未経験なんですが、どういう風にして皆さん経験を積んでいったのでしょうか。一番多いのは、比較的簡単な案件を渡されて、まず特許明細書を書き、添削を受けて書き直し、また添削を受けて、ようやく1月たって1件仕上がった、…

特許事務所で集客が大事なのは3年目まで

独立すると1にも2にも集客だと教えられますので、そうなのかと言うことで必死に頑張ることになりますが、ある段階で、確かに客が来ないと売り上げにならないのですが、そのために必要なことが変質してくることが分かります。 客って自分で取りに行ってつかむ…

特許事務所の数は5024、弁理士数は11488人(2019年末時点)

日本弁理士会が公表しているデータに特許事務所の数と弁理士数があり、そこによると、特許事務所の数は5024、弁理士数は11488人(2019年末時点)となっております。 https://www.jpaa.or.jp/about-us/members/https://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads…

特許・知的財産・弁理士業界の景気は再び悪くなってきているという噂

特許の仕事全体としては、ずっと減少傾向にあると言われています。それでも一時期仕事の方が多かったというのは、それ以上に業界への人材の流入が細っていたからだという認識を持っています。商標なんかは、逆に仕事全体としては増えていると思われますが、…

独立して事業を継続していくにはある程度の狂気が必要

弁理士業、特許事務所と言うのも資格職とは言え、1つの事業体、会社のようなものな訳で、会社経営と言うのが必要になります。そういうものというのは、5年やってみてこれは狂気が必要だな、ということを思うようになりました。 良く会社経営では、経営者と実…

特許事務所のコンフリクトは本当に仕方がないのか問題

弁理士業務、特許事務所業務として、どうしても直面する問題としてコンフリクトと言う問題があります。要するに競合しあう複数の会社から業務受任するのは、弁理士倫理上問題あるのでやめるようにと言う規定です。 このコンフリクトは発生するし仕方ないよね…

独立後の知財業務と言うのは幅広くなる

独立開業してもう5年が立とうとしているのかあという中、勤めの方からは独立とはどんな感じなのか、どんな風に仕事が来るのか、というのが疑問なんだろうと思われます。少なくとも自分はそうでしたし、だからと言って独立したての頃もこんなもんだというの…

特許事務所スタッフが、相撲取り(平幕)の北勝富士関と結婚

www.sanspo.com 特許事務所内の結婚についてはだいぶ昔に話題にもしたのですが、大体がそんなに出会いが多い訳でもなく、所内結婚、弁理士との結婚は嫌だと公言する人が多い割には結局所内でまとまるケースが多い中、実際のところどんな人と出会って結婚して…

独立してから3年とか5年とかで特許事務所をたたんで勤務に戻る人もいる

弊所は独立開業して5年程度になるのですが、大体これくらいやっている人、というのはまあ一応は業務の受任もそれなりにあり、仕事を回すというのはこういうことなのかあという勘所も多少はつかめた状態であると思われます。世間的にいえば「軌道に乗った」と…

弁理士・特許事務所の検索順位とSEOについて

インターネットの情報発信をする場合、ホームページを作成するほか、ブログやSNSなど、色んな媒体があります。SNSは別にして、どれだけアクセス数があるか、検索順位はどの辺か、ということがまず気になると思います。 確かに全くインデックスされていないと…

弁理士の独立5年目について雑感

弁理士の独立については、これまでも色々書いてきたのですが、時代によってもいろいろ変わりますし、自分の経験した内容によって言うこともその時々で変わってきますよね。前に書いたことと同じだったり変わってきたりする面もあるのですが、まあそもそも自…

ブラック特許事務所の明細書チェックと、特許事務所の泳ぎ方

特許明細書の書き方については、スタイルは定型であるように見えて、案外人によって相違点があり、それぞれこだわりがあったりします。実際のところ、人によって書き方が違う部分というのは、逆にいえばどう書いても同じなのではという気もします。なので一…

ブラック特許事務所の類型は昔と変わってきている

このブログでは一番最初の時期に、ブラック特許事務所について数多く記事にしてきましたが、あれからだいぶ時がたってきました。結構業界の待遇水準も収れんしてきて、高給なら激務、比較的楽なら給料も安めみたいな感じで、穴場感的な仕事というのは減って…

特許事務所の独立後5年目というのも困難さがある

独立してから5年目にもなると世間の人は軌道に乗ったねとか、うまいことやってるなあとかそういう感想をもたれることが多くなるのですが、実際のところ、独立当初になんとなくこれでやってみるか、と思っていたことのほころびがいくつも出てくる時期であり、…

先日のブログ記事についてお詫び

お気づきのように、いくつかブログ記事を削除いたしましたが、ブログ記事により、大変ご迷惑をおかけした方がいらっしゃったことから、記事を削除するとともに、ここでお詫びを申し上げたいと思います。 私は、もちろん知人から、この話は秘密だからと言われ…