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特許事務所の転職5

もう1つは明細書の中身です。
基本は明細書を書くわけなので、どういう明細書が求められるかになります。
ざっくり分けると、かっちりしした文章を書くか、その辺は緩いか、でしょうか。
あとは技術内容のポイントがおさえられているかどうか、は
内容がきちんと読み込めないと判断できないかもしれません。

最初は多めに見てくれても、最終的には件数上げてナンボの世界なので、
件数上げやすい事務所かどうかということになります。
変にかっちりしているとこだと、チェックがやたら神経質で
件数あげられないなんてこともあります。
ただ、特に経験がない又は浅いと、ちゃんと教育してくれるとこがいい、
なんて判断も働いたりするので、微妙な明細書が並んでるようだと
本当に取引が継続するのか不安になったりもします。
その辺の兼ね合いと言うことになりそうです。

「チェックがやたら神経質」ってのはそういう指導者に当たった人は
痛感することだと思います。ある程度ポイント押さえて必要最低限の
フォローアップをできる人を探し当てられればいいんでしょうが、
私もその方法は知りません。
ただ明細書の文章から、何を求められるかはある程度推測できると思います。 

あとは外国企業からの依頼(外内)がある程度あるかも分かります。
外国への依頼(内外)も分かればいいんですがそれは難しいです。
外国関連に強い特許事務所は儲かってる傾向が強いです。
儲かってるということは待遇もいい可能性があります。