弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

弁理士のためのTOEIC対策

まあ今日TOEICだったからなのですが、そんな話題をしてみます。
TOEICはリーディングとリスニングでそれぞれ点数が半分ずつです。
普通はまあ聞くより読む方が得意でしょう。
特に弁理士の場合は英文の読み書きの機会がある分、読み書きに偏ります。

この点に留意の上、次のサイトを見てください。
http://d.hatena.ne.jp/rhb/20090923/p3
結論は説明するので見なくても別にいいですが。

その代わり、こっちはクリックしてもらうとありがたいです。

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下の方に、リスニングとリーディングの得点分布のグラフがあります。
見ての通り、リスニングの方が高得点側に分布しています。

「こんなにみんなリスニングできるのか!」ではなくて、
リスニングにゲタがはかされています。
5問くらいできなくても満点になります。リーディングはそうは行きません。
あとよく言われるのが、リスニングはちゃんと対策すれば
点数がすぐ伸びます。リーディングはそうは行きません。
行かないというよりも、速読しつつ読み落としもない状態で
ようやく9割ゾーンを越えてきます。それくらいきつめに作ってあります。

その意味で、リスニング:リーディングは5:5ではありません。
6:4くらいの点数傾斜がかかってるといってもおかしくない
リスニング偏重型試験なのです。リーディング重視では点は伸びません。
だから、TOEICに特化してリスニング対策する」これです。

リスニング対策本も巷にあふれていますが、要約すると、
まずパート2を強化します。パート2は冒頭の単語が重要です。
これを聞き取れるようにする練習です。
例えば冒頭がwhyなら理由に関する答えになります。
「それは10ドルですね」などが回答なはずがありません。
そして3択のうち1つはそんな答えです。
この時点でパート2は正答率5割です。
残り2つも大体そんな紛らわしくありません。
冒頭の単語に全力する練習でパート2はかなり伸びます。

あとパート3、4です。これはほとんど同じです。
一連の会話や放送文の後に3問答えるものです。
最初の1問目が分かったと思ってうっかり塗り始めると
次がわかんなくてはまるという、そこ対策がすべてです。

最初のdirectionsの間に最初の3問を読んでおきます
読んで目処を立てた上で放送を聞きます。
答えは3つ順番に来ます。1問目が分かったら
「塗りつぶさずに」(これ重要)どこかに印つけてください。
・問題用紙に軽い点を打つ
・解答用紙に軽く点/線を書く

1問目ゾーン、2問目ゾーン、3問目ゾーンは別れてるので
それぞれこんな感じで進めます。わかんないときは決めうちです。
3つ分かったら、3問速攻で塗りつぶして、
次の3問について、放送の前に問題文を読んでおきます。

あとは聞き取り能力になりますけど、引っかかる理由の半分くらいが
塗っている間の聞き落としです。それを解消すれば点は伸びます。

巷のリスニング対策はまとめるとそんな感じになります。
この辺のリスニング対策だけでおそらく100点くらいは上がります。

TOEICの点数が本当に英語力を示しているのか謎、というのも一理あります。
館内放送や広告文が分かるかが重要なのか、というと疑問はあります。
ましてや弁理士が取り扱うのは、文書の読み書きです。
しかもTOEICが扱うのは、技術英文でも法律英文でもありません。

それでも英語力を問うときに、TOEIC以外の基準が機能していないのも事実です。
そしてTOEICの点数が高得点であることさえ示せば、英語力がある、
ということの一応の証拠となり、多かれ少なかれアピールになっています。
この業界で重視されている公的資格はおそらく弁理士資格の次はTOEICでしょう。
見もふたもないこというと学歴もですが、後から挽回できるのはこれだけです。
弁理士+実務で十分いけている人はそれでいいですが、
他に飛び道具が欲しい人はTOEICしかありません。

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