新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士による、特許事務所業界と弁理士試験のブログ

口述試験に2度落ちてしまった場合

前回の記事では口述試験に落ちてしまった場合について書きました。
さらに今度は2度目までも落ちてしまった場合について書いてみます。
平成25年弁理士試験の口述試験は、比較的落とさないのではないか
との観測があります。しかしながら2度目の母集団が過去最高です。
これを全部通すとは思えませんし、全部通しきれるほど簡単な試験とも
思いません。世の中2度目なのに大して勉強してこない人はいますし、
口述落ちが少なかった時代でもその時代ならではのアクシデントはありました。
まあ2度落ちは数十人は出るかな?というのが常識的な予測だと思います。

口述試験に2回落ちて、さらに3回目落ちるということはあるのだろうか?

この質問に対しては、「あります」というのが正解です。
そして3回目落ちた場合はご存知の通り論文(必須)合格資格は消滅です。

その前に口述試験に2度落ちる人のプロファイリングから行きます。
・勉強してこなかった人
・しくじってしまった人
大きく分けるとこの2つです。

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不勉強
もう口述試験だけでよいと言うのに、あんまり勉強してないで口述試験
臨むという人が結構いるのです。そういう人はなんだかんだで落ちます。
論文を合格した年は、口述対策出来ないまま試験ってのはあります。
にも関わらずそのまま受かってしまったりします。
けど口述試験の2度目ってのはそういうわけにいかないのです。
2度目の方が厳しいっていうのがここ数年の傾向です。
1度目と同じレベルで2度目を受けた場合はやっぱり落ちてしまう。
もちろん運次第な試験なので受かることもあるでしょうが、
その辺のラッキーさ加減は2度目の場合は比較的少ないです。
その場合、対策は前の記事に書いたので、きっちり勉強して
3回目の試験で合格してきてください。

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次がしくじってしまった場合。
3つ部屋があるうち、2つの部屋に熊谷健一クラスと言うことがあったりします。
実力があれば乗り越えれると言うレベルを超えてしまう状況ってのは
この口述試験ではありうるんですね。

今でも語り継がれるH19年口述試験
特許法:罰則
意匠法:熊谷健一

試験としての公平性はどうなのかとは思いますが、
このレーンは全滅したそうです。ちなみにその当時、受験番号順に
試験を受ける形式だったので、レーンごとの合否状況は
わかるようになっていたそうです。で、そこは全滅。
その後、工業所有権審議会は、レーンごとの合否状況が分からないような
順番に受験させるようになりました。まあ隠蔽体質ですね。
問題を解決するのではなく、隠蔽することで表ざたを防ぐ。官僚の知恵です。
弁理士試験において、公平性などなんら重要な要素ではありません。

ただ、その後色々改善したのか、一応今は「ものすごく出来るのに口述に落ちた」
という話は聞かなくなりました。「ものすごく」ってのは全受験生のうち、
両手で数えられるくらいの人数ですよ。口述2回目の人はそのくらいを
目指さなければなりません。口述2回目の受験生のうち中くらいのレベルなら
まあ受かるかな、なんて姿勢で臨むと、そのレベルが一番落ちるのが口述試験です。
微妙レベルは案外すり抜けてしまったりします。全然レベルは落ちますが。

採点基準も人によってまちまちだったり、
難しい問題はなぜか他の部屋では出なかったり、
何よりも誘導の親切不親切があったりします。
その結果、前の年よりだいぶ力をつけて臨んだのに不合格、
ということになります。

前回と違って十分準備して臨んでいるわけです。
そういう場合どうするかといっても、もう1年勉強する以外ないわけです。
そのやりきれなさが、口述落ちの1回目よりも大きく、
これをどう乗り越えて翌年の口述試験の臨むかが問われます。

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そして3回目
では3回落ちるのはどういうケースでしょうか?
・不勉強
・受けなかった
一応この2つしかここまで聞いていません。

2度落ちて、やってられなくなってこの試験を受けるのやめた。
そういう人の話を聞くことがあります。
やりきれなさに耐えられないってのはありますね。
ちゃんと勉強して2度も落ちてしまうと、次は本当に受かるの?
という疑念が大きくなります。他の受かった人との公平性はどうなのかと。
実力つければ受かると言えるのかと、自分を納得させられなくなります。
それはそうなのですが、それでもやるべき、としか言えません。
そしてちゃんと勉強すれば、3回目は受かります。

次が不勉強です。口述だけなのにろくに勉強せず2度目受ける人の
話を書きました。にもかかわらず3回目もそれで受けて落ちてしまう人がいます。
次が3度目は2度目よりは勉強したけど、それでも量的に不十分なケース。
2度目は勉強したけど、3度目は力尽きてしまったケース。

口述3回目って差が開くんですよね。
モチベーションを維持しながら3回目の口述試験に臨むってのは
なかなか厳しいものがあって、でもそれができた人は受かってる感じです。
そしてそれが出来ないケースもあるわけで、聞く限りその中間がない。

ポイントになるのは12-3月のすごし方です。
ここを無為に過ごしてしまうと、だんだん戻れなくなります。
短答がある人の方が尻に火がついてる分、そこは頑張れるのですが、
短答が免除になっていると、なんとなくすごしそうになります。
論文受かって口述落ちた人も年末年始から積み上げを始めます。
2度目の人は口述試験終了時点では彼らより力は上だったはずです。
春先の時点で到達しておくところに到達していないと、
ペースは乱れますし、忘れるペースのほうが速くなるから、
再開しようというモチベーションはさらに落ちていきます。
3回目こそ、ペースメーカーは必要かと思います。

平成26年度口述自主ゼミガイダンス-弁理士試験口述落ち対策

まあ月並みですが、口述落ちの口述対策は簡単で、
「1年間必死で勉強し続けること」です。
それは2度目であっても3度目であっても変わりません。
そして3度目は、それが継続できれば落ちたという話は聞きません。
月並みですが、そういう状況にあったなら、頑張って欲しいなと思います。

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