新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士による、特許事務所業界と弁理士試験のブログ

国際弁理士について

以前、国際特許とは、という記事を書いたりなんかしましたが、
国際特許というものが存在するとなると、当然それを取り扱う
国際弁理士というものが存在するはずだと、
当然そういう結論になるはずで、
意外とそんな検索をかける人が世の中に結構いるようです。
そんな国際弁理士が国際特許出願なんかを取り扱うみたいな。

ためしに「国際弁理士」で検索かけてみました。
トップに出てくるのはFICPIのサイトですね。
ちなみにFICPIは2014年4月に京都で会合があるようです。
国内で国際会議があるのは良い機会ですね。というのはさておき。
ただ、「FICPIの名前は、フランス語、
Federation Internationale des Conseils en Propriete Industrielle
の頭文字をとった略称である」ということなので、
どうやら弁理士の国際的な連盟、というニュアンスです。
どうやら国際弁理士の連盟ではなさそうです。

しかも「国際弁理士に関連する検索キーワード」によると、
「国際弁理士 年収」みたいな非常に先走ったフレーズまで出てきます。

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wikipediaの「弁理士」とか色々調べれば分かりますが、
弁理士資格は基本的には国ごとで、日本における知的財産の庁手続は
日本の弁理士しか出来ず、他の国も同様で、
それぞれの国でそれぞれ閉じています。
「基本的には」というのは、欧州特許の場合は欧州特許弁理士
の資格者が手続きすることになるので、そういうわけ方になり、
それでも欧州の域外の手続きをすることにはなりません。

要するに国際弁理士なるものは存在しないということです。

なので、外国で特許を取得したい場合には、原出願国をベースに
各国ごとの弁理士に特許出願を依頼することになります。
国ごとに手続きするので、国数が増えるごとに料金が増えます。

ここまでは特許の話だけしましたが、もしかすると商標に関しては
国際弁理士的な感じになるかもしれないです。
いわゆる「マドリッド協定議定書に基づく商標登録出願」で、
暫定拒絶通報という出願先の国からの特別な問い合わせがなければ、
日本の弁理士だけで手続きが完了してしまうんですね。
それはすなわち料金が大幅に安くなると言うことです。
まあそれでも国際弁理士ではなく「日本の弁理士」が手続き可能と言う話です。

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