弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2014年AKB48選抜総選挙開票結果について

これ弁理士ブログなのにそんなことまで絡むの?
という意見も出そうですが、基本的に時流ものは全部話題にしていきたい
という考えでやってますので、興味の範囲で読んでみてください。

開票結果そのものはネットでいくらでも出ているので、ふーんと
見ればよいですが、内容の解説がないといまいちよく分からんですよね。

http://www.akb48.co.jp/sousenkyo/37thsingle/result.php

もちろん何も考えずにテレビ見ててもそれなりに感情の発露が
伝わってきて、結構どきどきしたりします。
それは下らんというのは確かにその通りですが、要は見世物ですからね。
見世物なんてくだらないに決まってます。

選挙結果は単純な人気順ではありませんし、ましてや美人投票ではありません。
ただある程度人気順に沿った結果になりますし、
それがその人の人気、ということでその人に1年間付いて回ります。
それが今後の活動に影響してくるという面は結構あるので、
本人も必死になりますし、その意を受けたファンも必死になります。
要するにどれだけ悲壮感を本人とファンが共有するか、という戦いで、
ルサンチマンの強さが得票に与える決定的な要因となります。

1人1票という話じゃないですからね。票の性質により用意すべき額は
異なるようですが、大量の票を積み上げるごとに結構しゃれにならない
お金が動くことになります。1人で1000票超える人もいる世界です。
そして大量投票する人は、その証拠を持って握手会に出かけます。
そういう人は大抵握手会常連なので、メンバーも認知していますし、
こういう形で忠誠を示すというイベントでもあります。まあ狂った世界です。

下位メンバーは下位メンバーでできれば何位まで行きたいとか目標があり、
そして最上位になってくると1位争いとなります。
前回1位は指原莉乃で、2位が渡辺麻友でした。
渡辺麻友は正統派のAKB48メンバーとしていずれ
センターポジションにつくと目されてきました。
一方指原莉乃はバラエティ寄りで、スキャンダルがあったりとか
どちらかというと非正統派、もっと言えば邪道、という立ち位置です。

何が言いたいかというと、ただ応援するというだけではない訳です。
勝ちたいとか言うよりも、「なんであいつが」「負けたくない」
というルサンチマンをかきたてることで総力戦となる、というのが
選抜総選挙の構図です。見ている側からすれば毎回毎回ようやる
としか思えないわけですが、必死にならざるを得ない構図が描かれ、
その結果がああいう一杯一杯な感じになっていくのだと思われます。

そんなことを考えながら昨日は10位くらいから見てました。
まあ興業というのもきっつい世界だなあと。