弁理士うめざわブログ

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塩村文夏都議と鈴木章浩都議のセクハラやじ問題

一応話の顛末はというと、東京都議会で晩婚化対策の質問をした塩村文夏議員に、
「早く結婚したほうがいいんじゃないか」「産めないのかなどと
セクハラとも取れるヤジを、自民党会派の鈴木章浩議員が放ったことに対して、
塩村議員が泣き出した、という案件です。
まあどうでもいい話なんですが、どうでもいいから話題にしてみます。

まあわざわざ議員になる、だけじゃなくて恋から出てみたり、テレビに水着で
出てきたりするような女がこの程度でマジ泣きするするはずもないんですが、
人の議会質問を聞きもせずに下品な野次を繰り返すのもさすがにどうかという話。

議会論争がヒートアップして野次に転化するなら悪いことではないでしょう。
でも野次それ自体が積極的に肯定されるという地方議会の悪弊はさすがに
どうにかならんかと思います。ましてや政策なんて事前のすりあわせが
あって、議会はそれを所詮追認する場でしかありません。
地方議会なんてなおさら。政策論争が発展してこうなる余地なんてないはずです。

野次は議会の華とか前時代的なことが国会ですら残っていて、
地方議会なんてそれ以前の旧態依然な世界です。
そんな論理でいつものように当然のように、旧態依然の代表である
自民党地方議員はやじを飛ばしたわけです。
自民党も、というか他党も、国会だとさすがに人の目があるから
多少バランス取れてるんですが、地方議会はひどいですからね。

塩村都議はというと、ちょっとしらべれば分かりますが、
マスコミの中で生きてきた人です。個人的に腹も立てたでしょうが、
これ普通におかしくね?ということに気づいたんでしょうね。
そしてその場で反論してもかき消されるのが目に見えてる。
「泣く」というのがやり返すのに一番効果的な策です。
それでこうなった、という話ですね。
効果的に攻めたのに対していつまでも隠してるから
話が大きくなるんです。最近は話の内容より事後対応が問題になりますね。
いつまでも時流に遅れて古臭いことやってるからでしょう。
野次それ自体は何の生産性もないですしね。

まあ都議なんて国会議員並みに恵まれている割には
国会議員並みに目が届いていないので、
時々こういう叩かれ方はしても良いんじゃないかと思います。