新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士による、特許事務所業界と弁理士試験のブログ

独立開業の話題になったとき100%聞かれること

なに聞かれるかってまずお客さんどうするかの話になりますね。
そりゃまあそれが一番大事な話だから当然のことです。

そしてほとんど全員が「今のお客さん持っていけないの?」と言います。
弁理士だとそういうのは難しいと分かるので察する人が多いですが、
特に他業界の人は、独立開業というのは、既存のお客さんを
持って行って新たな事務所でそれをやることだと思っているようです。
まあ確かに弁理士業界でもそういう話は良く聞きますし、
それゆえの揉め事も聞こえてきたりしますが、
独立開業の一パターンであってそれが全てではないんでないの?
と思うのですが、一般的には独立=お客さんを持って行く行為だそうです。

なるほどなあと思うと共に、特許事務所というのがなぜあのように
経営されているかの理解につながったような気がします。
所長の一大事は実務をきちんとやって取引際に信頼されることより
はるかに大事なこととして、うっかり所員がクライアントと
個人レベルで高い信頼関係を形成されるのが困るんですね。

もちろん必ずしもそうでもないという話も多く聞かれてきそうですが、
そうされない手立てを講じた上で自由にすることを容認しているだけ
という気がします。個人と付き合っているのではないのだ、
というクライアントさんも多いですし。

特許事務所の中にいると、自分が良かれと思うことが
不思議な力に妨げられるということが案外あったりしますが、
多分それは自分の知らないロジックが働いているからです。
世の中深いなと日々思います。