弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

ノートは忘れるために書く

自分は結構なメモ魔でして、大体記憶に残したい物事は
片っ端からメモしていきます。
何でかって言うと、小さい頃から忘れっぽいところあって、
メモしておかないと忘れてしまうんですね。
忘れたら困るようなことはもちろん、当面困らないようなことでも
そのとき忘れてしまったがために後回しになってしまったりとかありますよね。
そういうのを防ぐためにある時期からなるだけメモるようになり、
現在ではそれが習慣化しています。
「なんかいつも書いてるなと思ったらそんなことまで書いてるの?」
とか言われることもありました。

ただ、ノートをとるという行為は忘れないため、
といえば大体世間では通りますが、多分忘れないように、
ではなくて忘れてもいいように、というのが多分正解ですよね。
メモとか手帳に書いたことは、見直しさえすれば良い訳ですから、
再度見ることさえできれば、もう忘れてしまってよいのです。

情報として自分の中に残しておきたいことって、
まず記憶にとどめようとしますよね。
その過程でその情報が頭の中をぐるぐる回ります。
思考がその情報に拘束されてしまいます。
それが自分的にはとても嫌で、情報から頭を解放したいのです。

極力頭は空っぽにして、新しい別のことを考えたい。
そうすることで、忘れたことがふっと頭によぎったり、
新しいアイデアがわいてきたりします。
そうなったらそうなったでまたメモりはじめます。
メモったらなるだけ今思いついたことを考えない。

もしくは、別に覚えておく必要なんて全然ないんだけど、
変に頭に残ってひっかかってたり、ついつい考えてしまうことが
あったりもしますが、そういうのもノートに書き出したりします。
これをノートに書き出してしまうと、これも頭がそれ以上
そのことを考えなくなるんですよね。自分だけかもしれませんが。
そういう意識的に忘れたいことをノートにまとめたりもします。

そういう訳で、自分はノートの消化ペースが異常に速いので、
手帳とか小さいものは使えません。普通のB5ノートに大体書いてます。
しかも複数ノートに内容をテーマ分けしたりしています。
メモ魔は世の中多いですが、こういう人は少ないのではないかなあと。