新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士による、特許事務所業界と弁理士試験のブログ

平成27年度弁理士試験志願者統計

平成27年度弁理士試験志願者統計が特許庁より公開されました。
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/h27_benrisitoukei/sigansya27.pdf

まあ今週かなと思ってはいましたが、去年と比べてパソコンの前に座っている
ということが減ってきているので、気づくのが遅れてしまいました。
ブログで取り上げる人は今まで自分くらいだったのですが、
減ってきた減ってきたと話題になるので取り上げる人も増えてきたようです。

さて、その数字は5340人です。一般は5312人ですね。876人減です。
分析自体は去年の書いたものとあまり変わりはありません。

平成26年度弁理士試験志願者統計  (リンク先がおかしくなってたので貼り直しました)

内訳で目立つのは受験回数で、初回と1-5回が顕著に減っています。
初回(-265人)よりも1-5回(-610人)の方が比率的にも減っているようですね。
これ以上の受験回数での減少は限られているように思えます。

この辺は改正の影響も多少あるかもしれません。
初回受験生は、短答まで受からない可能性が高い訳なので、
改正があるから来年から受けるという判断はしないと思います。
1度三振したような方は、ここで一回休みという判断になってもおかしくないです。
このまま帰ってこないかもしれませんが。
これより多いと受験がイベント化してて改正どうこうに影響されないでしょう。

それと、受験回数が6回以上の方は弁理士試験の受験が生活のサイクルに
組み込まれていて、かつ今更引き下がれないと言う方が多いはずなので、
この層は簡単には減らないですよね。

あと、年齢別を見ても、20代、30代の比率が順調に減っています。
特に20代が減ったのは人口ピラミッド的に人口比率が減少していることが
大きいのかなと思います。
じゃあ40代はどうかというと、比率としては増してますがそう多くなく、
数としてはやはり減っていることからも、新規参入組も
順調に減って言っているということでしょうか。
50代以上は、言っちゃ何だけど受けるの趣味みたいな人が多いような。

まあ参入者自体も減っているというところでしょう。
合格者数もそこまで急には減らせないことを考えると、
受験者数による母集団低下で相殺されて、多分難易度は上がらないでしょう。
むしろ去年より簡単になるという状況すらありえます。

合格者数が減って、それに合わせて受験者数も減って、
全体の数がH12, 2000年頃の数字に戻ったというだけです。
21世紀に入ってからの数字の増加が異常だったんです
もっと昔は、受験者数も合格者数ももっと少なかったはずなので、
これだけいれば数としては十分だと思います。
極端に難しくなったと言えば不満もでるでしょうが、
大して難しくはならないですからね。
受験者数が同じ2000年頃は、私も受けましたけど浪人生がごろごろ
いる時代でしたが、今は働きながら受かる時代です。

まあ受験機関は大変かなという状況ですね。
受験者が減るのは仕方ないでしょう。資格の魅力自体が下がっているのですから。
資格の魅力に対する幻想が持続している頃に、難易度だけ下がった頃、
なぜか受験者数が膨れ上がったとそんな過渡的な時代があっただけのことです。
その辺の雑感は先日ちょっとまとめてみました。

ゴールデンウィークと短答試験、応募者減の感想