弁理士うめざわブログ

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特許明細書の書き方について

特許の出願書類、すなわち特許請求の範囲、明細書については
人それぞれにこだわりも多い一方、案外ネットで調べても
特許庁が出している資料以上のことを書いている記事はないなと
いうことで、自分なりにちょっと記事としてまとめてみました。

内容はこちらです。

特許の取り方、書き方 - 梅澤国際特許事務所

これだけで十分ではないことは明らかではありますが、
各項目ごとに注意事項を並べてるものって案外ないと思います。
人によって違う部分も多いですが、案外共通項も多いですよね。
あとは、8割方共通しているけど、残り2割は頑固に自分の
やり方をとおしていたり。

「最低限」がおさえられていないから、個人が書かれた明細書って
明らかに代理人作成のものと違いますよね。
中には代理人作成でありながら素人レベルのも散見されたりしますが。
大手特許事務所の量産型明細書がそうなりがちですね。

分かりやすい文章もよいですが、まずは権利書なのだから、
権利書としてのチェックポイントを満たすということが大事かと思います。
分かりやすさはその次のポイントと私は思います。
案外個人発明家の明細書の方が文章としては分かりやすいですよね。
ストレートな用語を使ってポイントだけ書いてたりするので。

みなさんの明細書のミニマムポイントは果たしてどこなんでしょうか。
こだわりポイントと区別がつかなくなっていることが多いかと思います。