弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

サイトの公開から1年がたって

ブログの記事書くのはある程度シーズナリティを持たせて、
ある程度同じ時期には同じような記事を書いているので、
さて去年は何書いたっけ、と思いながら見てみたら、
公式サイトを公開したのがちょうど1年前です。

まだこの時期は前の事務所に籍が残っている
過渡期の微妙な時期だったのですが、
1年前のちょうどこの時期に会派の口述練習会をやって、
それから翌週にアメリカ出張してAIPLAに出てきたのを
思い出します。そして独立開業するんだ、という方向に
走り出していった時期なのだなあと
徐々に肌寒くなっていく気候を前に、
そんなことを思い出します。

自分には、弁理士試験は口述試験が鬼門だったので、
口述試験を前にするこの時期に、ああ弁理士試験なんだ
という気持ちになります。夏の論文試験ではないんです。
あれはあっさり通過してしまったので印象に残ってません。
暑さが抜けて年末が見えてくるこの時期は
日の暮れるのも早くなるし、時の流れを感じます。

1年前の今、色んなことが積みあがって、
ただ大変な時期であるとともに、これから開業する、
というのは何もかもが見えなくて、
一体どうなるんだろうと思っていました。
1年たってみて思うのは、予想以上の成果が残ることはなく、
予想を下回ることもなく、大体こんなもんだろう、
と思っていた通りの結果が出たということでした。
どっちかに振れるかな、どちらかというと悪い方だろうし、
その時は就職活動しようと思っていましたが、
一番普通な結果でした。

結果だけ見るとそうなんですが、その結果の導出過程は、
予想通りに行かないというか、色々やってみてどれが
当たるかは結果が出揃ってこれだったかという感じです。
人それぞれ、やってみなければ分からないという人の意見が
なんとなくわかった感じがします。

開業準備はなんとなく時間をかけてやっていたし、
どこをもって起点かというのも曖昧な部分はありますが、
ちょうど1年前のこの時期にいろんなことが
動き出したんだよなとそんなことを思い出します。
これから時間がたつにつれて、同じように「そういえば1年前は」
と思ったりしそうですが、時間がたつにつれて、そういうことも
だんだん過去のことになっていくのかなあとそんな気がします。
弁理士試験の記憶がだんだん薄れてきているように。

受験生はただ今を頑張る、という心境でしょうが、
自分もそんな気持ちでいる今日この頃です。