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新宿西口の国際特許事務所の弁理士うめざわの特許業界事情ブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士が、特許事務所、弁理士試験について語るブログ、特許事務所で中小ベンチャー企業や個人事業者を中心に受ける弁理士が、企業や特許事務所勤務の経験に基づく、特許知的財産業界の様々な話を展開します

独立開業する際に最初に考えておかなければならないこと

弁理士として経験を積んで、独立開業される方も多いでしょうし、
自分も独立して最近ようやくやれやれという状況ですが、
最初に考えておかなければならないことは何だと思いますか?

大体、顧客の確保とか、後は経理処理、事務処理なんかを
考えるでしょうし、事務所の場所をどこにするかとかも考えます。
もちろんそれも大事ではありますが、案外考えていない
ことがあるような気がします。それは、、、

特許事務所の、事務所名

何だと思うかもしれませんが、結構これ、大事なことである割に、
きちんと考えていないんじゃないかと思うんですよ。

事務所名で決めるべきは前半と後半の2か所です。
うちだと前半は「梅澤」、後半は「国際特許事務所」です。

後半からいきますけど、自分は海外業務をやることを
強調したかったので、「国際」を入れるのは最初から決めていました。
まあ国際のあるなしは事務所の国際性とあまり関係はないのですが、
案外反応が違う気がするんですよね。

他は、「特許事務所」にするか、「特許商標事務所」にするか
ということになりますが、冗長になりすぎないように、
「特許事務所」にしました。「特許商標事務所」だと、
「特許事務所」で検索したときの結果に不利にならないかなあとか、
そんなことも少し考えました。

そして前半。最近は抽象名称にする人の方が多いようです。
自分も最初は抽象名称の線で考えていました。
ただ、事務所の国際性、という点で考えると、
抽象名称って欧米ではあんまりメジャーではないんですよね。
外国の人に言わせると、なんで日本の特許事務所は
あんな変な名前が多いのだ、という人もいたりします。

自分の名前を超える、もしくは体を表すほどのこれだ、
という名前が見つかればそれにしたと思うのですが、
どんなに考えてもそれは見つかりませんでした。

あと、地名は引っ越しの可能性を考えると
そこに縛られたくないなと思いました。

そして、開業当初は自分という個を前面に出した事務所、
ということになります。自分の個性を前面に出すとすれば
それは自分の名前にするほかないですよね。
自分の名前以上の個性を事務所名に反映することができるなら
それでもよいと思うのですが、大体は自分の名前の事務所に
するのは気恥ずかしいからとか、そんな理由で抽象名称に
していないか?と思うのですね。
そうやって個を消す方向で名前を選ぶのは営業上不利ではないか、
ということを考えるに至りました。

抽象名称ってのは、集団主義を表し、個を消すために採用した、
というのが初期に抽象名称を採用した特許事務所の方針です。
そういう事務所に挑むのは、むしろ個人主義ではないか、
個人を明確に表すなら、むしろ逆ではないか
というのが私の考えです。
その結果自分の名前にするに至ったのですが、
ひらがな名にすればよかったかなということは少し思っています。

まあ以上は自分の考え方であって普遍性はないと思うのですが、
はっきりしているのは、一度決めた事務所名はおいそれとは
変えられず、その名前で活動、営業し続けることになります。
十分に考えて、これがベストという結論に至るには
結構時間がかかるんですよね。
自分は数カ月くらい考えて結論を出しています。
結果、シンプルな名前になったのですが。
これから独立される方は、じっくり考えて決めてほしいです。