弁理士うめざわブログ

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熊本の大地震についての備忘録

熊本の大地震について、あえてふれるような話もないかなあ
とは思うのですが、まあ備忘録的に何か書いておこうか
という程度の話を書いていこうかと思います。

今回はとにかく2次災害がなかったということが何よりで、
被害は全て地震そのものによるなので、東日本の時の津波原発
阪神の時の大火事みたいなそういうものの被害はないのですね。
山だったら山崩れとかもありますし、そういうのがなかった
ことが地震の規模の割には被害がなかった理由となっています。

災害は個別に状況が違うことから、被災側も援助側も、
適切な情報の伝達と収集が必要になるんですが、
それなしにとにかく行動ってのは空振りに終わるリスクも
大きくなります。

現地としてはいきなりライフラインが途絶えることから、
こちらとしては直ちに物資を送らなければ、ってなりがちですが、
熊本市政令指定都市でもありますし、
南北に福岡市、鹿児島市があります。
新幹線は直ちに止まり、熊本市内の高速道路は
通行止めになったようですが、国道他の道路網は
問題なく生きてますし、熊本市から北に行けば
高速もつながっているので、物流網は直ちに
途絶えたのではなかったようですね。渋滞はしていたようですが。

で、電気や通信網はすぐに使えた一方で、水道が使えない、
余震があまりにも長く続いたということで、
怖くて家に入れない、といった問題があったようです。
その辺を勘案して、給水車を送るとか、保存食を送るとか、
そういう機転を利かせられれば良いのですが、
情報の適切な収集と臨機応変な対応ってのはもうほとんど
プロの仕事みたいなものです。一般の人がむやみに
何かやるべきことってのは初動では少ない気がします。

その一方で空振りに終わりがちな初動段階では
被災側としては色々欠けるものが増えるわけですから、
備蓄というものは必要になります。
最初の1週間をしのげればかなりのものは揃うのですね。

東日本の震災は記憶に新しいですし、
阪神だってまだ昔ではありません。
ということから色々反応してしまうというのはあるのですが、
一般の人にできることは少ないというのもまた事実です。
早く復旧すると良いなと思う次第です。