新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士による、特許事務所業界と弁理士試験のブログ

年末年始に向けて弁理士試験受験生が考えておくべきこと

弁理士試験については、結局こういうのって似たような話の
繰り返しにはなるのですが、繰り返すことで伝わる話も
あると思うので自分の見解をまとめてみます。

ここ数年合格者数が激減しているのでもちろん難易度の
揺り戻しはあるのでしょうけど、ヴェテ受験生が
抜けてしまった後なので実質的な難易度はそこまで
上がっていないのでは?と考えます。
基本的には頑張って勉強すれば受かる試験です。

ではどのくらい勉強すれば受かるのか?ですが、
5年くらいにわたってコツコツと、というよりも
一気にやってできるだけ一発狙いの方が
受かりやすくなってきてるのではという感じもします。
年数かけるほど変な落とし穴にはまってる感じがするのですね。
2年コースというのが一番良いような感じがします。
最初の年はまず基礎的な理解を進め、これでいける
という感触を得たら一気に試験対策を進める感じです。
その意味で最初の年は実務的な勉強から入るのも
ある意味ではありのような気もします。

この試験の特徴的な部分は、
1)免除狙いは有利に見えて実はそんなに有利ではない
2)過去問をやりすぎると本試験の問題が解けなくなる

この辺に気を配っておけば、どこに通うのが一番とか、
あんまりそんなこともないのかなという気がします。
うまく嵌れば受かるのであって、教え方が優秀だから
早く受かったとかそんな話でもないと思います。

1)免除についてですが、選択免除はある方がよいと思います。
自分は選択受けましたがそんなに選択大変と思わなかった
ので、普通に受けた方が楽なのでは?等とは思っていますが、
そこは人それぞれですね。引っかかってる人はいますし。

免除というのは短答の免除ということなのですが、
特許庁としてはできるだけ免除はなくしていきたい
方針らしいのですね。だからなのか、免除の有無で
有利不利をなくせないか、をかなり模索している
ように見受けられます。

さすがに点数に下駄履かすようなことはないと思いますが、
論文は例の偏差値方式ですから、免除がない人は
有利な母集団に入れて採点されるのではないかと
そんな気がするのですね。具体的なことは分かりませんが、
基本的には短答に受かった年に一気に論文を狙うべきと思います。
短答受験組の方が何か有利のような感じを受けるので。

今の論文なんて問いに答えるだけなのですから、
あんまり論述能力など求められていません。
ある程度伝わるように文章を書ければそれで充分です。
大事なのはどれだけ必要な知識があるかで、
そこは短答と共通する部分です。
そしてその辺が短期合格にとって有利な面でもあります。

選択があると、まずは選択、となると思いますが、
案外短答+選択があっても必須まで受かったりするもんです。
出来が悪くても受かってしまったりします。

まあ短答がある人は、この年末年始はまずは短答対策ですね。

2)で、特に短答についていえることですが、
過去問をやりすぎてしまう人が結構いることですね。
自分も初受験の時はそんな感じでした。
過去問の出題パターンに慣れすぎると、
そこに対するひっかけにかかりやすくなります。
短答が苦手な人ってのは過去問ばっかりやってるんですよ。

大事なのは、条文を読み込むことと、基本書をよく読むこと。
それでは飽きるし頭に入らないから過去問を解くのです。
ということで、自分は一度弁理士試験をギブアップ
したのですが、再開後は過去問をやらないようにして、
必要なときは、10年近く前のをやっていました。

例の無し解なんてあったりする頃のなのですが、
条文理解度の確認のために使うのだから
別に年度はいつでもよいと思っていました。
むしろ、直近の出題に慣れないために、
直近の問題は解かない、というのを徹底しました。

直近の過去問に手を出したのは、1か月前になってからです。

この辺は人それぞれだと思いますが、
あまり過去問をやりすぎないってのが1つの
ポイントだと思います。
問題解いている間は理解度を確認しているにすぎません。
知識を頭に入れる時間を優先すべきです。

ポイントはこれだけで、あとはどこか通うなら、
楽しそうなとことか、わかりやすそうな先生とか、
とにかく持続できそうな環境でありさえすれば
どこ行ってもそんなには変わらないかと思います。

一発合格というのは概ねこの辺を抑えているな
というのが自分の感想ですね。
行けるときに一気に突っ走ることが大事です。
ついここまででいいや、と抑えてしまいますからね。

年末年始が一つの区切り目なので、
来年の受験対策についていろいろ考えるとよいと思います。