弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

要求は多い割にディスカウントは要求するお客様

独立する前に、値段を安く設定すると、安値を見て
くる方に限って要求が多くて面倒くさいよと言う意見を、
既に独立されている弁理士の方から聞いていました。

そうは言っても独立当初はお客様もいないし、
ある程度低価格でやっていかざるを得ないよな、
という側面もあります。

まあ安くても手間にならなければそれはそれで
良いかなという面もあります。
そういう訳なので、どの程度の価格にするか、
というのは原則は料金表に沿うのですが、
ディスカウントを要求された場合、
どれくらいの仕事量なのかの見極めが
必要になってきます。

ディスカウント要求は完全に
撥ねる方もいらっしゃるようですが、
当方はまだそこまで強気になれません。
もちろんこちらも、状況が揃わない限り、
ディスカウントを受けることは多くはないです。
7割方は受けることはありません。

そして、価格にこだわる方ほど、
仕事の要求も多いという傾向はあります。
一方で、そうでない方もいらっしゃいます。
独立当初はどんな仕事も必要でしたので、
結局、しまったこんな仕事受けなければ、
なんて案件もありました。

段々見極めはできてきて、困ったことに
なりそうな方は、打ち合わせの段階で
厳しいことを言うようにしてきています。
もちろん困った人でなくても、
これは厳しいですねと言う案件は多いので、
そういう回答になることは全般に多いです。

ある程度売り上げがたつと、受任が欲しいために、
回答で日和る、ということがなくなってきました。
うっかり受けると後が大変です。

なのですが、見極めを間違えて、思ったより
大変だったとか、安く見積もりすぎたとか、
そういう見込み違いも出てきます。
その癖にもっと安くしろとか、そんなことを
言われるともう頭にくるわけですね。

勤めていた時は仕事はただ愚直にやる、
という感じなのですが、独立してやると、
価格との兼ね合いという問題もでてきます。
現状は結局時間を切り売りしているのですから。

そこを乗り越えるところまではまだ時間がかかりそうです。