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新宿西口の国際特許事務所の弁理士うめざわの特許業界事情ブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士が、特許事務所、弁理士試験について語るブログ、特許事務所で中小ベンチャー企業や個人事業者を中心に受ける弁理士が、企業や特許事務所勤務の経験に基づく、特許知的財産業界の様々な話を展開します

特許翻訳のフリーランスも若いうちに始めないと厳しい

 

以前弁理士の独立開業も30代くらいの方が、
という話を書きましたけど、

特許翻訳でフリーランスをされる方についても
年齢関係ない、という訳でもありません。

実力さえあれば年齢がいくつになっても、
というような話も曖昧に出てきたりはするのですが、
それこそ弁理士だってそうであるはずなのに、
実際は年齢制限がついて回るケースは多いです。
特許翻訳者についても、状況はそんなに変わらないです。

前の特許事務所で、特許翻訳者を採用しよう、という話
になり、採用活動は自分が中心として担当しました。
我ながら見事な落とし穴を用意した問題を作成し、
応募者を待ちました。
やっぱり特許翻訳者というのは特許技術者よりも
応募者はたくさん集まります。ま、年齢制限もなければ、
インハウスでもないということも理由なんでしょうけど。

履歴書を送ってもらい、面接をして、その場で
トライアルをやってもらいました。
一番できた方は年配の男性でした。
後は育児中の方が多かったのですが、
注文した通りの落とし穴に皆様はまってもらい、
自分としては大満足でした。

その後の翻訳の出来も、トライアルの出来具合と
ほぼ相関していたように思っています。
外で翻訳してもらえるのだから、自分としては
実力があれば、ということで、自分自身は
トライアルの出来だけで決める方針でした。

が、採用を決めるのは私だけではないのです。
できた順に採用といかず、会った時の印象で
採用の可否はかなり左右されます。
同席した所長他から、あの人はちょっと、
とかそういう話が出てきます。
そのときに、結局通常の採用と同様、
年齢的に若い方が有利になるという面があります。
実際、一番出来が良かった男性が一番印象が
悪かったりしました。

結局一番出来が良かったのだからとのことで、
複数採用の中の1人には入れたのですが、
採用してからも色々文句が出て、
「やっぱりあの人は」という不満が所内から出ました。
翻訳の力量はもちろんあるのですが、
フィードバックに対しても不満が返ってきたりして、
あの人に出すのはやめようという感じになっていきました。

それ以外でも、不採用になった方も含めて面接での印象
は結構大きいです。特に、柔軟性の高そうな
若い方の方が印象としては良くなります。
年齢が上がるごとに、第一印象で身勝手そうな
雰囲気というのは出やすくなるので、
そこは気を付けないといけないなと思います。

年齢不問と言ってもそこはやはり若い人の方が
有利になるのはどんな場合も間違いありません。
応援したい雰囲気ってのは人によってありますし、
それは若い方が有利に働きますよね。
対人スキルが高ければカバーできるでしょうが、
翻訳やるような人は、そういうタイプではないですよね。。
知財業界全般にそうですけど。

ま、トライアルも若い方が通りやすいと思うので、
若いうちに始めて、その取引先を確保していく、
ということになるのではないかと思います。