弁理士うめざわブログ

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弁理士試験短答合格者統計(平成29年度)と選択科目の問題及び論点

2017年の弁理士試験短答合格者統計が出ました。
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h29toukei/index.html
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h29toukei/pdf/tan_goukaku.pdf


平成29年度弁理士試験論文式筆記試験(選択科目)問題及び論点はこちらです。
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/kako/mondai/h29ronbunshiki_s.htm


昨日選択科目の試験が終わり、受験生は一旦一息入れるタイミングです。
8月になったら口述対策を始めた方がよいですが、今は一旦休むところですね。
自分は短答からの長丁場が終わったところで気持ちが切れてしまい、
リカバーできずに口述落ちしました。今の口述はそんな難しくも
なさそうですが、勉強再開のタイミングは大事です。


さてそんな中、短答合格者の統計が出ました。

合格者数が287人、ボーダー39点ということ自体は、合格発表の日に出ているのですが、
統計情報が毎回この後に出てきます。

特徴的な部分を見ていきますと、
一発合格者がやけに増えましたね。
合格者全体の数字が減る中、一発合格(短答)は
増えています。受験回数が多い方では全般的に
当然のように減っているのにです。

特に減ったのは受験回数6回以上です。

年齢別では、30代がごっそり減り、20代と40代が増えています。
20代比率が特に増えていますね。数としては減っていますが。
30代で受験回数が数回、ってのがボリュームゾーン
だと思ってたので、そこが一斉に退場したという感じでしょうか。

後は会社員は増えて、特許事務所員が減る、
というここ数年の傾向が続いています。
選択科目免除者内訳をみると、化学・生物が増えて、
多が減っています。化学・生物分野の景気のよさげな
流れが反映されているところでしょうか。

大学別だと、東大・阪大が増えています。
減っているのは、顕著なところで「その他大学」です。
腕ためし程度に受けてみる人の比率が増し、
「この業界に賭ける」という人の数が減っている証と見ます。
下位大学の方が受かった後この資格を生かそうという人が
多い感じですよね。
東大・京大あたりだと、「業界に行く気はないけど、
とりあえず資格取ってみました」という比率は高そうです。

まあ若い人の数が下げ止まっているので、
流入減の底は見えてきているようですが、
全体としてボリュームゾーンは減ってきている数字の
雰囲気が出ている感じがします。