新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士による、特許事務所業界と弁理士試験のブログ

婚活コンサル、恋愛工学と弁理士

ツイッターは専ら読む専門のような感じで、なんとなく
タイムラインに流れてくる記事を読んだりするのですが、
そのときそのときで旬な話題というものが出てきます。

ツイッターで受ける記事やアカウントとは
賛否両論が分かれるような話題です。
ブログなんかもそういう傾向はありますが、
ツイッターはよりはっきりしていて、少数の見方と
多数の反対、そして一部の敵対者を作ることで
ブレイクしていく傾向があります。
敵も味方も結局リツイートするから、
区別できずに賑わっているという判定になるんですね。

これに見合う情報を保有するとともに、
覚悟を持っている(or単に空気を読めない)
という人も世の中にはそんなにいないので、
そういう人が出てくると、ツイッター界で
スター的に注目を集めることになります。

…今回も弁理士的な記事ではないのですが、お盆休みで
アクセス数も落ちる時期なので、実験的な記事を書いてみます。

そんな中で今出てきているのが「婚活コンサル」と名乗る方です。
読んだ感じだと単に毒舌な結婚相談所の相談員、
という雰囲気なのですが、自称戦略コンサル出身で、
クライアントに適切なオファーを提供することを
生業としているようなのです。
ざっくりいうと、結婚相談所のマッチングの傾向を
解説されているアカウントです。
それがどんな人なのかを解説するのも冗長になるので、
ツイッター検索でもしてみてください。
どんな感じかなんとなく出てきます。

この方の記事を読んでると別にコンサルしていないじゃん、
って話になるのですが、そこでふと思い出したのが、
「婚活コンサル」というネーミングの方法なのですね。
ターゲットの主要関心事に関するワードに、
+それとは全然関係のないワードを組み合わせる、
というのが造語的には強い感じになります。
商標登録なんかもこうありたいですね。

「婚活」というヒットトピックに組み合わせて、
この型の自称出自である「戦略コンサル」を組み合わせて
「婚活コンサル」を名乗っているわけです。

ここまで来て、あ、これあの人に似ているということを思い出しました。
金融日記」という形で情報発信をしている、藤沢数希さんです。
実はこのブログでも過去に記事として取り上げたことがあります。

弁理士が主人公の小説があるらしい - 新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

「ぼくは愛を証明しようと思う」という小説を出版された時の話でした。
ちなみにこの記事を書いた時、作者の方にツイッターで拡散され、
それを取引先の方が読んで、「梅澤さん、読みましたよ」
というメールを受け取ったことがあります。
2年たった今でもかなり売れているようです。
内容が内容なのであれですが、弁理士を題材にした小説としては
一番売れたんじゃないでしょうか。
下町ロケットは弁護士が絡んでくるだけですしね。

前のブログでも書きましたが、この方が提唱しているのが
「恋愛工学」な訳です。思いを巡らせてみると、
ネーミングの手法が共通しているわけですね。
もちろんある程度普遍的な方法なので、真似とかいうのは
当てはまりません。
まあ、工学じゃないよね、って話ですが、
ネーミングには引っかかり感が必要なので、
そういう意味で成功しているともいえます。

ふと思い出したのが、ミスチル桜井氏が、
「粉雪」に関して「粉雪という柔らかい言葉なのに叫ぶのが
違和感になっていて良い」と評していたそうです。
表現技法としてもそういうのはあるそうなのです。

昔「南国アイスホッケー部」という全くアイスホッケーを
していない漫画がありましたが、そんなんでよいのです。

ほんで、恋愛工学の方はこれをうまくマネタイズに
持って行っているようです。婚活コンサルの方も、
どうマネタイズするか悩んでいるようですが、
上手くトレースすれば大きな利益につながりそうです。
良いなあ。自分も大きなビジネスのネタを見つけたいです。
まあ両者ともうまいこと炎上させるとともに、
熱心な読者を見つけることに成功しています。
そうなるとビジネスとしては大きいですね。
自分はそこまでは覚悟がありません。
炎上記事書いておいてよく言うという声も聞こえて
きそうですが、あれそんなたいしたことないですよね。

そういうこともあって、藤沢数希氏の
「ぼくは愛を証明しようと思う」という本を買って読んでみました。
読まずに書いたレビュー記事からもう2年です。

この本のポイントは主人公が弁理士であることです。
モテない弁理士が、ナンパテクを身につけて、
ブイブイ言わせていくという話です。
そんな中で会話の進行の仕方なんてのも書かれています。

そして主人公が弁理士なので、弁理士の仕事に即した
会話の内容が展開されているのです。
ここ結構必見だと思うんですよね。
初対面の相手(女性)なので、自己紹介が入ります。
弁理士をやっています」「弁理士ってなんですか?」
ときて、「弁理士とは…」というのを会話体で
説明したりしています。
そこから口説きトークに入っていくのが
弁理士として興味がひかれるところです。

その中で一番おもしろかったのが以下のくだりです。

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「へえ、わたなべ君(主人公)は弁理士なんだよね」

「うん」

僕は、弁理士資格を取ることが、いかに難しいかの解説を控えることにした。
その代わり仕事に前向きに取り組んでいることを伝えた。

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皆さん控えてくださいね。