弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

弁理士・特許事務所の検索順位とSEOについて

インターネットの情報発信をする場合、ホームページを作成するほか、
ブログやSNSなど、色んな媒体があります。
SNSは別にして、どれだけアクセス数があるか、検索順位はどの辺か、
ということがまず気になると思います。

確かに全くインデックスされていないとつらいものがあり、
実は私のブログも開設して3週間くらいはアクセス数10とか
そんな感じでした。
なので、何らかの形でインデックスされるような施策は
必要になってくると思います。

ただし、検索順位が上位になることが必要かというと、
ある意味では正しいのですが、多分理解されている意味で
正しいかというとそんなことはないと思うのですよね。

例えば、「弁理士」「特許事務所」等のワードで
検索順位の上位になることをつい目指してしまう、
と思うのですけど、そこに何の意味があるのかです。

大体検索エンジンになんのために「特許事務所」なんて
ワードを入れるのでしょうか。入力するとしたら、
特許事務所って何だろうとか、特許事務所の一覧を
見たいなあとかそんな理由だと思います。

情報発信はその情報を切実に求める人に
的確に伝わるのが一番効果的ですので、
情報を発信するときに、その情報を求める人は
どんな人なのか、ということに思いを巡らせることが大事です。

すると、その人はどんなワードで検索するかということが
自ずと決まってきますので、それを記事のタイトルにいれます。
そこから、その質問に対する答えを、もったいぶることなく
できるだけ早い段階で提示するようにします。
ユーザーの立場になればおのずからわかるはずです。
さっさと答えを教えてほしいと思いながら
調べ物をするのではないかと思います。

検索エンジンは、基本的にはそのような形で、
検索した人が求める答えを用意したサイトを上位に
載せるようにするようになっています。
そしてこれがもっとも重要なことですが、
なんのために情報発信をするのでしょうか、
ということです。情報を発信した人に対する信用力であり、
自己開示をしないなら少なくともそのサイトに対する
信頼感を認めてもらうために情報を出すのではないでしょうか。

変にSEOを意識しすぎるとか、コンバージョンを求めすぎると、
やっぱり書き手に対するそういう印象が強くなりがちだと思うのですよね。
考えは色々でてくると思いますが、その文章を読んだときに
人がどう思うか、ということを考えるのが大事かなと思います。
その上でいろんな誘導を考えるとかいろいろ出てくると思いますが、
情報そのものより行間の方が大事になることが多いと思います。

どういうことかというと、この人は問いの意味を理解して
その答えを提示してくれる人だ、という印象が大事なのですよね。
そこをないがしろにすると、目立った分悪印象になったり、
ということもあったりして、情報発信の戦略は奥深いです。