弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

特許事務所の転職

零細特許事務所は就職先としてどうなのか問題

弁理士試験も最終合格まで終わって、転職の季節になっていきます。今くらいから年末まで転職活動して、年明けから年度初めまでに転職をする、というスケジューリングが多いと思います。まあ今は在籍したまま受かって転職しないケースの方が多いような気がし…

独立するというのはいいことなのか問題

弁理士資格を取って弁理士業務を行っていると、その延長線上にどんな将来があるのかについて思いをはせることになります。その1つに独立開業があります。 独立っていいものなのかどうかというのは3年がたとうとする今でもあんまりよくわかりません。はっき…

独立開業と開業後の仕事の入り方と特許調査

独立してからどのくらいで仕事が来るかというと、それは人によってばらつきがあるようです。横目でちらちらとみていると、半年もたたないうちに仕事があふれているような人なんかもいて、なんだかすごいなと思ったりします。 自分はというと、半年過ぎから問…

労働基準監督署は、特許事務所には入らないのか?

今は働き方改革の時代。下記リンク先のように、監査法人には割と多く労基が入るような時代になり、いよいよ黙認できないようになってきているようで、現在大手の監査法人は、片っ端から取引関係を切り始めて来ているとのうわさが入ってきています。 監査法人…

ブラック特許事務所へ行った知人

転職活動というのはあまり人に相談するということも多くはありません。自分だけで情報収集をして、自分の決断で全てを決めてしまうというのが一般的なプロセスでしょう。ですので、案外ネットで情報収集をして、転職先を決める、というのは珍しくありません…

弁理士・特許事務所では、案外所内結婚率が高いという仮説

特許事務所内で結婚する割合って結構多いよねと話したところ、「そんなことないのでは」と特許事務の女性から返事が来たのですが、その女性に「ではあなたの結婚相手は?」と聞いたところ、どうも相手の方は弁理士で、所内結婚だった模様でした。そんな感じ…

落ち目の特許事務所をいつ離れるか問題

業界の噂話を聞いていると、特許事務所の間にも優勝劣敗の話が聞こえてきます。かつては経営状態がよく、勤め先としても魅力があり、そのため人気があったような特許事務所だったり、そうではなくても細々とそれなりになんとなくやってきたような特許事務所…

若者の知財離れ

弁理士試験の受験生が減り、特許事務所への若い人の応募が減っています。こういうのが若者のなんとか離れとして取り上げられていますが、知財業界についても例外ではなさそうです。 まあこの辺の話は別に昨日今日始まったことでもなんでもなくて、知財業界を…

特許事務所の転職先は年寄りが多いところが比較的無難

転職を考えるとき、一般論的には若い人が多すぎる職場は避けた方がよいです。これは特許事務所に限った話ではありません。若い人が多いということは、人がそれだけやめているということです。そして、人生設計の中心に据える職場として、非常に不安が残る環…

特許事務所では勤務時間中にビールを飲んではダメなのか

就業時間中にノンアルコールビールはダメ? 出勤停止になった30代女性に批判「職場に”飲んでる気分”の人がいることが問題」 | キャリコネニュース 勤務時間中にビールを飲んでいたのがばれて叱られた話がネットで話題になっていました。世間的にはそれはけし…

弁理士の仕事って一般的にどういうものをいうのか

弁理士の仕事ってどんな仕事ですかと聞かれたとき、一般的には特許を取る仕事ですよ、と答えることが多いと思います。そして、特許明細書を書くことが主要業務と思われている感じがします。 なら明細書を書くことが弁理士の仕事なのかというと、特許技術者っ…

コンフリクトの要件を緩和するってのは、特許事務所側の重要性が低いと言っているに等しい

patintl.hatenablog.com 前に特許事務所の大規模化とは、下請け化に等しいという記事を書きました。一方でお客様からご相談、ご依頼をお受けしたりすることもあるのですが、やはりそれなりに解決すべき経営上の課題があって、来られることが多いです。 特に…

特許事務所の転職4

さて受身側の見方を並べたので、こんどは選ぶ側で見ていきます。求人サイトは、パテントサロン、リクナビ、弁理士会、の3つがメジャーです。リンクは張りませんが、必要なら検索サイトを使ってください。リクナビは知財、特許だけでなく、電気・電子など各…

特許事務所の転職3

経験、年齢、転職回数。応募時点ではこの3つが基本線です。ここまで書いた条件を満たす場合は、一般的な求人であれば面接までは行きます。あとは筆記試験や面接の相性の問題で、事務所によって徒弟的な関係に馴染みやすい人を好むところや、バランス感覚を…

特許事務所の転職2

基本線は未経験者は35まで、経験者は40ということですが、採用側の事情によりどちらかにぶれます。基本的には経験者側で、経験者を強く希望する代わりに年齢は45、50、または不問とか、逆に年齢制限を30にしたいとかです。未経験といっても、基本…

特許事務所の転職1

まず最初の話題として、弁理士試験関連か、転職関連の話題が読みやすいかなということで、転職関連の話題について書いていきます。 転職者のカテゴリとして、技術者だけ考えると、・経験の有無・経験は長いかどうか(3年、5年が区切りのように思います)・…