弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

独立開業

弁理士の独立開業を1人で始めるか2人で始めるか

自分は特許事務所を1人から開業しましたが、2人から始めるという話も意外と多いです。さて、そのどちらがよいのか、というのは結構悩ましい部分ではあります。 ちなみにもめる、うまくいかないという確率はどうも2人で始めたときの方が高そうです。月並み…

事務所の引越にはお金がかかる

事務所の移転完了時期がいつになるのか分からなかったことから、案内状には2月1日移転と連絡したのですが、実際は先週から新事務所に移転しており、ようやく大半の移転作業が終わった状態です。 ただまあ大事務所でもないので運ぶ荷物自体はそんなにありませ…

移転後の事務所の外観について

事務所移転の作業に、顧客対応も並行して進めていたので、ブログどころではなく、根詰めた状態が続きました。水曜昼辺りから疲れが出たのか、昨日今日と、睡眠時間が長めになってしまいました。仕事の方はすっかり滞ってしまったので、土日に残りを片付けな…

特許事務所の1月と仕事始め

正月休みが終わり、新年が始まりました。毎年新年始まったと思いきや、成人の日の連休になるので、そこまで終わったところでようやく新年、という雰囲気になります。今年は特にそうです。1/4には知人と新年会をやったのですが、参加者8人のうち、7人が1/5始…

営業電話のかかってくるパターン

営業電話がかかってくると、いらっときますよね。これ見ている方は大半が勤務されていると思いますので、直接取るのではなく事務スタッフの人がとることが多いでしょうし、そこではじくケースが多いと思いますが、独立すると直接取って一方的な話が始まるの…

2018年の抱負と現在進行中の状況

新年あけましておめでとうございます。年末は1年を振り返ってとなりましたので、年が明けたので、今度は今年の抱負を述べて見ようと思います。 現在進行形のものとしては、サイトのデザイン変更です。ウェブサイトでは、CMSというシステムがあって、そこに記…

2017年の仕事納めと反省

年末というということですので、やはり今年を振り返るということが一般的に恒例となりますし、本ブログの1年前を見てもそんな記事でしたので、今年も振り返ってみたいと思います。 昨年の記事を見て営業手法の開拓を何とかする、なんてことを書いていました…

独立後の特許事務所は、仕事が来れば直ちに儲かるというものではない

まあ前回の話の繰り返しなのですが、弁理士として独立した後は、「仕事が来るか?来ないか?」が最大の関心事のようです。それはまあ確かにそうです。仕事を集めてくるというのが独立開業のハードルの第一歩であり、そこを軌道に乗せないと生活費を稼ぐこと…

独立後の弁理士業務は楽勝と思われている風潮

特許事務所の独立開業についてどう思うかという点については、独立は難しいと思われているようです。その理由は、仕事を取ってくるのが難しいから。 ただ、取ってくるのは難しいけど、仕事そのものは楽勝と思われているような気がします。基本、隣の芝生です…

依頼人はなぜ値下げを要求するのか

特許事務所として大口のクライアントと取引しているとどうしても避けて通れないのが値下げ要求というものです。値下げ要求はけしからんという話が弁理士会上層部も含めて、いろんなところで出たりしているようですが、なぜクライアントは値下げ要求をするの…

特許事務所の合併で目指すべきもの

1人弁理士事務所でやっていくのも限界がある話ですので、人を採用するか、どこかと合併するか、という話は随時検討する事項ですし、その中で話をいただくこともあります。この週末にかけてそんな話が複数出たことから、そんなことを少し考えました。 先週月…

特許事務所の独立開業前の準備期間をどうするか

弁理士として独立開業する際に一番大事なのは集客ですが、実際のところ始めてみないとどれくらい集客できるかなんてわかりません。そこでまず営業活動から入るのですが、独立前にできる営業活動とできない営業活動があります。 例えば士業交流会に出るなんて…

弁理士が独立開業するとどんな感じなのか

自分の周りで、比較的最近独立しましたとか、これから独立します、という話を受けるようになってきました。そしてまあ自分ももう独立したてでもないのだなあと思ったりしています。 ここのところのブログの話題はこれがそういえば多いなと思ったりしますが、…

独立するというのはいいことなのか問題

弁理士資格を取って弁理士業務を行っていると、その延長線上にどんな将来があるのかについて思いをはせることになります。その1つに独立開業があります。 独立っていいものなのかどうかというのは3年がたとうとする今でもあんまりよくわかりません。はっき…

当特許事務所の繁忙期と閑散期

一時期はこの手元の仕事を一体どうしようかと思っていたのが、ようやく目処がついてきたのを見ながら、業務量の波と言うのは当然のことながらあるのだなということを思っています。もうそろそろ独立して3年という頃ですから、シーズナリティも見えてきます…

独立開業と開業後の仕事の入り方と特許調査

独立してからどのくらいで仕事が来るかというと、それは人によってばらつきがあるようです。横目でちらちらとみていると、半年もたたないうちに仕事があふれているような人なんかもいて、なんだかすごいなと思ったりします。 自分はというと、半年過ぎから問…

独立系弁理士の集いin西新宿

そういえば先日のそよかぜの閉店の件は、分かる人には分かるけど、大半の人には分からない話をしてしまったので補足します。 端的に言うと、こちらのいわさき先生のオフ会http://iwapat.sblo.jp/article/181036797.html の開催場所がそこなので、それに関連…

事務所を引越しするか否かの検討

事務所の引っ越しについては、これまでもたびたび検討し、現状のこの場所で続けるのは何かと微妙であることは、前から思っていたことであるとともに、指摘されたこともあります。 だから直ちに引っ越しをします、というとそういう訳もいかず、色んなことを検…

アイデア説明するからこれで特許にしてくれと言う問い合わせ

文章に書くのも面倒なんで、説明するからそれまとめて特許にして、という問い合わせは、開業当初と比べてめっきりなくなりましたけど、久しぶりにそんな電話が先ほど入ってきました。 こちらとしては、何かしら文章にしてくださいと答えるのですが、「こちら…

米国特許権利化で代理人にぼったくられるのは自慢できる話ではない

外国特許出願の費用は、国内費用だけでなく、外国費用も掛かるのが外国案件の特殊な部分です。その中でも案外難易度が高いのがアメリカの代理人費用の部分です。 日本企業としては、米国で特許をぜひとも取得したいわけですが、弁理士というか、米国特許弁護…

独立開業弁理士の売り上げと業務量の、見通しと整理

仕事量は容易に調整できるのではと以前は思っていましたが、1人弁理士事務所の場合はやっぱり難しいなあと言うのを、まあ予測はしていましたが実感しています。 もう今年も終盤戦にかかると、今年の売り上げ見通しが見えてくるので、仕事がこれから多少減っ…

このブログのアクセス数は平日で大体900pv/日くらい

ブログは始めただけだとアクセス数は伸びませんが、ブログ村に登録したあたりからぐっとアクセス数は伸びます。最初の方は100pv/日くらいだった気がします。平日がそれで、土日祝あたりだと半分から6割程度になります。 1年くらいたったあたりで、確か平日…

こちらを下に見てくる取引先はお引き取り願う

さてお盆も終わり、そろそろ職場復帰の時期になってきました。別にお盆とか関係ないというとこもあると思いますが、大体アクセス数が休みの時期になると減りますし、お盆時期は明確に減少しますので、その点やっぱりみんなお盆は休むのだなと思っています。 …

個人の方の発明をjplatpatで検索する場合の問題点

弊所では個人事業主の方の特許出願のご依頼が多いのですが、その多くの場合、そのままでは特許にならないのでは?と思われるケースが見られます。それをそのまま「それでは難しいのでは?」と突き返すと、「なんでですか!」という話になってしまいます。先…

採用関係をどうしようか問題

特許事務所で請ける仕事の量が増えるにつれて、いろんなものを絞り込むことになっていきます。最初は事務所を開設するとともに下請けの仕事も受けていましたが、仕事が増えるにつれて、下請け仕事は断るようになりました。それから事務仕事が溜まっていった…

弁理士のコンサルティングというのはほとんど稼ぎにならない

最近何とかキャラバンだとか、弁理士もコンサルティングを何たら、って話がありますが、弊所のようなところにもコンサルの依頼は入ったりもします。 やってみて思ったのが、弁理士会はどうやらコンサルを新たな収益源か何かだと思っているようなのですが、少…

弁理士はどういうときに独立しようと思うのか

独立のきっかけってのはもちろん人それぞれではあるのですが、大体自分の知る限りでは、という流れはあります。独立が向いているから独立するわけではないのですよね。最初から独立志向で、ってのも多いようで案外多くはありません。 どうして独立しようと思…

特許事務所としての創業期が終わる

特許事務所の経営というものを通常の会社と同じとして並べるのも多少の違和感はあるのですが、それでも勤めていた頃とはやはり違うものがあります。仕事を取ってこないと売り上げが成立せず、収入どころか経費支出でマイナスというところから始まりますので…

専門家の専門性とは、クライアントによって定義される

我々弁理士はいわゆる一つの専門家としてご依頼をいただき、売上を立てている訳ですが、果たして本当に自分たちは専門家として専門性を発揮できているのか?という疑問が出る局面があります。 一番多いのは、例えばお客様が大手企業で知財部があり、向こうの…

小さい特許事務所でどう求人・採用を考えていくか

一時は仕事が細ったりすると、もうこのままやっていけるのか、と不安になったりするのですが、しばらくすると唐突に受任業務量が増えてきたりします。あんまり多忙になるのも、ってのもあるので、誰か一緒に働いてくれる人がいると良いな、ということを思っ…