弁理士うめざわブログ

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特許事務所の転職6

規模の大小と待遇のよしあしは必ずしも相関しません。
もちろん大手で羽振りがいいとこもありますが、
そうでないとこも多いです。待遇だと中堅レベルが狙い目です。
もちろんばらつきは大きいですが。

では中堅未満はどうかというと、相性次第ですが、
所員数が多くないということはそれだけ人がやめているということです。
個人的には規模が小さすぎるとこはやめておいたほうが良いと思います。
また、小さい事務所は今すぐ人手が欲しい的な傾向も強いので、
未経験より経験者の方が合うかと思います。

はっきり言ってしまうと、求人打ってるのに10人未満のところは
それだけの問題がある場合が多いといえると考えます。
もちろん創業してすぐだと人も多い訳ないですが、
それでも人を育てた、定着させた経験がない訳ですし、
既得権がものをいう面もある世界で、優位にあるとはいえません。

まあ10人が1つの目安で、それを超えると、一応人を定着させた
実績があるということになります。しかし10数人だと、
やはり定着できない事情は依然として存在しています。
人数の分だけ遠心力はあるはずなので、それを定着させている、
というのはそういう求心力があるはずです。

ちなみに評判が悪い大手事務所の話もあったりしますが、
そこに勤務している人の話を聞くと、評判悪いといっても
大手になるだけの理由はある、と思わされる話が出てきます。
規模は求心力、という面はあります。

なお、中堅どころだと規模の拡大を追求しなかった結果
その規模を保っているところも多いです。
そういうところが狙い目なんだと思います。

あとは所員プロフィールをチェックしておいて、
ちゃんと残っているかの確認とかですかね。
大手でも結構出入りしたりしますから。