弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

特許事務所の残業の多い少ないを見分ける方法

そもそも特許事務所って残業が多いのでしょうか
これは特許事務所で働いていない人にも
働いている人にも関心のあることかもしれません。
働いていても、どのくらいの勤務時間が標準的なのか
分かっているようで分かっていないかもしれません。

そういってしまうと自分の認識も正しいのかどうか何ともいえない
と言うことになってしまうのですが、私の知る限りだと
特許事務所というのは残業がとても多いところと
ほとんどないところで二極化しているように思います。

それってどんな職場でもそうじゃないの?と思うかもしれませんが、
特許事務所の場合、中間というのを聞いたことがない気がします。
大体定時ちょっとで帰宅になるか、21時過ぎても働いているかです。

さっきヤフーの記事で「キラキラ20時退社」というのを見て
微妙な気持ちになりましたが、そういえば20時くらい退社の
特許事務所ってあんまりイメージできない感じです。

ではその両者の見分け方ってどこにあるのでしょうか。
古典的な方法では、「夜にその特許事務所に問い合わせをする」
というのがあります。確かに残っていないと誰も出ませんね。

当たり前ですが、勢いがあって伸びてる特許事務所は定時で帰れません。
そしてそんなに勢いがなくて落ち着いてる、目標は現状維持のような
特許事務所は残業をほとんどしていません。
基本的な分かれ目はここですね。

前者と後者の違いは何なのか?典型的には若さの差が大きいです。
平均年齢が高い特許事務所は残業しません。
若い人中心の特許事務所は残業が多いでしょう。

若い人を集めている、集まっている特許事務所は働かせます。
年寄りばっかりだと朝早くて帰りも早いイメージです。

前者の例だと、パリッとしたイメージで比較的規模が多いとこは
大体該当しますね。若い人向けに好イメージをつくってるとこ。
まあ大手志望の人はあきらめてください。
後者の例だと、スタッフが10数人くらいで増えてなくて、欠員が出たら
補充するけどそれ以外では基本的に人が増えない特許事務所でしょうか。
言い方悪いけど冴えない感じの特許事務所は温和です。

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そういう理由から、格好よさげな特許事務所を志望する人は
何回転職しても仕事量が多い職場に行ってしまい、
特許事務所ってそんなものって思っているようです。
特許事務所の内容はイメージよりも受任状況で見た方が
的確に判断できると思うんですけどね。

ここが違いとはいえないのですが、両者の違いはイメージだけで
なんとなく判断できるのではないかと思います。
少なくとも私が事前に持っていたイメージと、そこで働いている弁理士に
聞いたときの情報ではそこまでずれていたことがないです。

なお、当たり前ですが、この仕事は働いた分だけお金をもらえる仕事です。
業務量が少なければ年収はそれに見合った分だけ落ちていきます。

ただ、「こういう職場で働きたい」と思っているのに
そうでない職場に行ってしまうのは本人にとって幸せではないので、
一応その辺の基準として参考になればと思います。

特許事務所の残業について思うこと

個人的には爺くさい特許事務所はお勧めなんですよね。
平均年齢低いと無駄なストレスが多いですし、
周りが達観してるとそれなりに気楽です。

上を目指したきゃ個人的に目指せばいいこと。
目標持てばやれることなんていくらでもあります。
ただし年くってても枯れてない人がいるから
その辺は見極めも必要かもしれません。

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