弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

教条型ブラック特許事務所と怠慢型ブラック特許事務所

年明け以降つまんない記事しか書いてないような気がするので
原点に立ち返った記事でも書いてみようと思います。

ブラック特許事務所はどういう風に分類されるか。
似たような記事は以前にも書いたような気がしますが、
あえて用語で分類するとはっきりするような気がします。

・教条型ブラック特許事務所
・怠慢型ブラック特許事務所

あとは単に薄給多忙型というのもあるかもしれませんが、
上2つが対照的なのでこれについて説明します。

駄目な特許事務所としてわかりやすいのは怠慢型です。
いわゆる所長があんまり事務所の売り上げに
寄与しないようなことに精を出して、
それが所員に跳ね返ってくるというケースです。
けどこういうのって案外所長自身が駄目駄目だってのを
薄々分かってたりするので、金銭面以外は所員に対して
物分かりが良いケースもあったりします。

一方でたちが悪かったりするのは教条型です。
自分のやってることを正しいと信じ込んで、
それをその通りに従わせようと言うパターンですね。
誤記を見つけた瞬間いきなり沸点に達してしまって
怒鳴り散らしたりするような所長が昔は多かったですね。

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怠慢型だと「最後は所員に頼る」といういいんだか情けないんだか
一応はきちんとしたところに着地したりします。
けど教条型だと持論の正しさに固執しすぎて
ぶつかってスタッフが離散するというケースです。
所長自身も自分のそういうところに気がついたりしていて
日頃は腰が低かったりする分、問題が解決されません。

まあ自分自身もかつてはこういう教条型の事務所にいて、
嫌にやって辞めた口ですが、ネットとか調べてみると
後継者がなくてたたんでしまったみたいです。
自分の明細書に自信はあったようですが。

案外怠慢型の方が組織としては発展したりするんですよね。
マネージメントってバランスも大事だと思います。

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