弁理士うめざわブログ

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あいつは分かってない

今回は総論的な話なんですが案外大事かなと思ったので。
「あいつは分かってない」とか
もっと進めて「あいつは駄目だ」とか。
そういう風になるときって、得てして能力そのものが
問題になることは案外少なくて、どっちかっていうと認識の問題。

「こっちはこれを問題としているのに、そのことを分かってくれない」

こういうときに首記のような問題になるのかなと。
少ない言葉でこちらとか相手の状況を正確に伝えることは
難しいですが、それがちゃんと分かっていないと苛立つし、
それが伝わると安心しますよね。
相手がこちらの状況を察している感じだと安心があります。
「分かってるならそれでいいよ」って世の中多いと思います。

多分、逆にこちらが依頼を受けるときでも、自分が何が出来るか、
どんな能力があるかよりも、相手のことに対する理解力の方が
はるかに要素としては大きいのかもしれません。

これはコミュニケーションの問題として理解されるかもしれませんが、
背景知識を共有していることによってカバーされるような気がします。
自分の能力をアピールする以上に、他者への理解力を
高めることの方が重要なんでしょう。それは難しいことでもありますが。