弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

特許事務所のパワハラ

今現在最も騒がせている、日大アメフト部の事件ですが、
その陰にパワハラ体質的なものを感じ取っている方も
多いのではないでしょうか。
そんな中、特許事務所にはそんなことがないか、
というのは思い当たる節のある方も
少なくないのではないでしょうか。

指導とパワハラの境界線が見えにくいような人も
世の中には多いらしく、結論から言うとその境界線近くに
最初からいかないのが一番良いような気がするのですが、
ゲキを飛ばすというのが優秀な司令官であるという
時代錯誤な錯覚をしている上司は、
多分どこの業界にもいるのでしょう。

特許業界におけるパワハラですが、不動産営業のように
灰皿が飛んでくるようなそんなパワハラ
今のところ聞いたことがありません。
企業知財なら、どことは言いませんが、椅子が飛んでくるとか
そういう話は一昔前にもありましたが、
物理的な攻撃が来るような話はあまりないのではと思います。

やはり特許事務所のパワハラと言えば精神攻撃ですね。
しかも指導者の多くは自分が正しいと信じて疑いませんから、
エスカレートに歯止めがかかりません。

パワハラ体質については、どうしても零細特許事務所に
その傾向が集中してしまうのは否めません。
零細特許事務所で、かつ大手企業からの依頼に偏っている
事務所にその傾向があるような気がします。
やっぱりクライアントが偏るとそのクライアントに
腰が引ける形になりますし、そのしわ寄せが末端の
所員に行きがちです。

特許事務所パワハラの花形と言えば、
所長直々の熱血指導が第一に上がるのですが、
お局特許事務による精神攻撃も見逃してはなりません。
これについて書き始めたら話が長くなりそうなので
後日にしますが、まあブラック特許事務所というのは、
一歩入ればすべてが敵なわけです。

そんな精神攻撃を受け続けると、1日に10回くらい辞めたく
なることも時にはあるようです。そこは東日本を代表する
東の横綱的なブラック特許事務所と名高いところなので、
ある意味運が悪かったともいえますが、
ブラック特許事務所からは色々悪臭が漂ってきてますので、
その匂いを察知する能力も弁理士には求められます。