新宿の弁理士うめざわブログ

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クレジットカードの利用履歴情報から結婚相手候補を提示する婚活特許

なんかいいネタ特許ないかなと探していたところ、表題の特許を発見しました。
内容としては、クレジットカードの利用履歴情報をもとに、
結婚相手(婚活)の候補を提示するという生々しい特許です。

特許権者】三井住友カード株式会社
【発明の名称】マッチングシステム、マッチング方法及び結婚情報提供システム
【特許番号】特許第6242457号

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-6242457/6E89D93B1A6716CE03AA6A9712C40278D49F68042BB65A20116188CC0292A92F/15/ja

結婚相手を選ぶときに、金銭感覚が一致しているかというのは大事なことです。
が、具体的にそれを精査するってのは生々しい感じがしますね。
その具体的な明細書の内容を見ていくことにします。

【0021】
図3に示す例では、利用額の高い業種から順に「旅行」、「飲食」、「携帯電話料金」、「電気料金」、「映画・演劇」、「オンラインショッピング」、「ガス料金」となっている。この場合において、業種抽出部120は、結婚情報提供希望者の趣味・嗜好に関係する業種として「旅行」、「飲食」、「映画・演劇」を抽出する。


(解説)ちょっと旅行に行きすぎですが、その割にオンラインショッピングの額が
電気料金よりも少ないです。AMAZONをあまり使わないのでしょう。
とともに、特許明細書の書き手の年齢が何となく推察されますね。


【0023】
図4において、マッチング対象者として、マッチング対象者A、B、C、Dの4名が示されており、各々に関して、業種抽出部120により、
マッチング対象者Aは業種「旅行」、「家電製品」、「高速道路料金」、
マッチング対象者Bは業種「飲食」、「旅行」、「スポーツ施設」、
マッチング対象者Cは業種「高速道路料金」、「旅行」、「理容」、
マッチング対象者Dは業種「家電製品」、「ファッション(衣服)」、「映画・演劇」が、
利用額の高い業種として抽出されている。


(解説)ファッション(衣服)がDさんになって初めて登場しました。
洋服に無頓着な世界観がただよってきています。


この特許の困るのが、多分クレジットカードの利用額で一番多いのって、
ネット通販関係なのですが、明細にはAMAZONとかマツキヨとか、
会社名だけ出てきてその内訳が不明な点なのですよね。

この辺考えていくと、クレカよりもAMAZONとかの方が
嗜好情報を把握してそうなので、婚活により活用されて行きそうな匂いがしますね。
うっかりアダルトDVDを買おうものなら、性的思考まで把握され、
女優と婚活対象者の顔及び体型をマッチングさせるなどの
余計なお世話すら可能な未来が予測されます。

ちなみに最近の結婚相談所のデータベース、AIなんかも導入して、
本人の嗜好に合わせた相手を候補として提示したりするみたいです。

想像していくほどにキッツいなあという未来が想像されますが、
未来が来てしまうとそんなもんかというものかもしれません。