弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

西新宿の喫茶店にて、マッチングアプリの面談を見た

特許事務所の仕事は基本的に事務処理なのですが、書類を読むだけ等、
事務所の中でなくても良いこともあり、気分転換をしたいなどの
理由で、近所の喫茶店に行くことがあります。

私がいる新宿アイランドタワーでは、サンマルクエクセルシオール
ドトールがあり、ちょっと歩けば喫茶店は他にもいくつかあるのですが、
ビル内の喫茶店に行くことがほとんどです。
その中で、サンマルクカフェに入ったある日のこと。

ここ最近は新型コロナウイルスの感染状況により、
客数も減っており、席もソーシャルディスタンスで離されています。
それでも雑談をする人はいることはいて、いつもより
余計に会話の内容が聞こえてきます。

新宿という土地柄、いろんなミーティングをしている人がいます。
仕事の打ち合わせをする人もいます。怪しい商材を売りつけている人もいます。
彼らはなんか得意そうです。得意そうというか時には偉そうです。
ドヤりながらなされる会話を聞きながらいつも微妙な気持ちになります。

そんなある日、一組の男女が席で会話をしていました。
商談の雰囲気ではなさそうです。実際のところ、カップルというのも
それほど少なくはありません。聞こえてくるのでなんとなく聞いておりました。

女「お仕事は何されているのでしょうか」
男「半分公務員というか、公益社団法人で働いています」

カップルではないですね。保険の営業という雰囲気でもありません。
男性が積極的に会話を進めていますが、初対面の内容ですね。
昨年婚活をしていた私に言わせればこれはマッチングアプリです。

マッチングアプリ、そう、pairsやwithなどの、結婚を前提をした
出会いを提供するアプリですが、身分の保証などがないため、
結婚相談所や結婚情報サービスに比べて信頼性は劣ると言われています。
が、なにぶんにも安いため、利用は大きく広まっているそうです。

男は自分の仕事の話を進めましたが、「分かりにくいですよね」
等と言っていました。あまり初対面で仕事の話をのっけからするのも
微妙です。今年入社のようです。コロナ入社なので、
最初からいきなり自宅待機になった、在宅勤務のシステムがない、
等と話をしていました。

会話はなんとなく進行していますが、いまいち盛り上がってはいません。
しかたありません。初対面の男女です。ただ恐らく
メッセージのやり取りは事前にしていた可能性があります。

なお、結婚相談所では男性はスーツ指定です。
新宿の場合、基本的には京王プラザホテルのラウンジになります。
土日昼のホテルラウンジは、お見合いの男女であふれております。
この日の男女はその意味ラフな格好でした。

どうしてもぶっつけ本番だと展開が微妙になりますので、
会話の内容はあらかじめ用意した方が良いです。
数こなすなら、定型化しておいた方が良いかも。
聞き耳を立てている限り、今日も微妙な会話が繰り広げられています。

段々かったるくなってきたのでお店を出ました。
なんとなく一息入れたくてお店に入ったのですが、
特に楽しい訳でもなく、興味津々でもない話題を聞くのも何だし
聞かれるのも微妙でしょうし、
自分もそこにいてもいまいちリラックスできません。

進まない仕事の状況をリフレッシュできない
いつもながらの日々を、その日も過ごしておりました。