弁理士の結婚相談所うめざわブログ

特許事務所業界がメインでしたが今は結婚相談所ネタ

現代婚活の本当の難所は「仮交際の先」にある

現代の結婚相談所において、
「お見合いが組めました」「仮交際に進みました」
という段階は、もはや特別な成果ではありません。

本当の意味で婚活が厳しくなるのは、そこから先です。

仮交際から成婚までの道のりは急峻で、判断を誤ると一気に迷宮入りします。
合わない相手と無理に成婚まで進めば、結婚後に問題が噴出するのは目に見えています。そのため多くの人は、

  • 見切りを早くする

  • 数をこなしていく

  • 切り替えを早くする

という戦術に自然と移行していきます。

しかし、ここで判断基準が曖昧なままだと、
「何となく違う気がする」
「決め手に欠ける」
を繰り返し、延々と出口のない婚活に陥ってしまいます。

「釣り合っている」=「成婚できる」ではない

婚活では、釣り合わない相手と成婚に進むことはほとんどありません。
ただし、釣り合った相手でも成婚まで進んでくれないケースは非常に多いのが現実です。

もちろん相性の問題もありますが、

  • 相性的に致命的な問題はない

  • 大きな欠点も見当たらない

それでも、ちょっとしたタイミングや感情の揺れで終了することは珍しくありません。
だからこそ、「釣り合っているかどうか」だけでなく、成婚まで進む意思がある相手かどうかを見極める視点が不可欠になります。

結婚相談所とは、
「自分に釣り合った相手に、努力してようやく辿り着ける場所」
です。

特に30代以降の婚活は、若い頃の恋愛の延長線ではありません。

  • 条件を出せば自然に良い相手が来る

  • 自分は選ぶ側だと思っている

こうした認識のままでは、成婚は難しくなります。
現実を理解し、

  • 自分の市場価値

  • 相手に求められている立場

  • 努力が必要な理由

このあたりを自覚できている人は、きちんと成婚していきます。
一方で、その自覚がない人が多すぎることが、成婚率の低さの大きな原因です。

結婚相談所は、
成婚しようがしまいが、だいたい1年程度で退会する人がほとんど
です。

この前提を理解していないと、

  • 的外れな批判

  • 頓珍漢な意見
    が出てきがちです。

結婚相談所は「居場所」ではなく、
期限付きで成果を出す場所だという認識が重要です。

身の程知らずのアタックは男女問わず存在する

いわゆる「おじアタック」は、仲人側でかなりの段階でカットしています。
とはいえ、実際にどんな申し込みが来ているのかを女性会員に見せると、
言葉を失うような表情をされることもあります。

ただしこれは男性に限った話ではありません。

  • 年上女性が年下イケメンにアタック

  • それを「自分は妥協している」と認識している

というケースも、実は珍しくありません。
身の程を見誤る現象は、男女問わず起こります。

婚活における「試し行動」の危険性

婚活では、いわゆる「試し行動」に近い場面が存在します。

  • おごるか割り勘か

  • 相手がどこまで譲るか

こうした行動が批判されやすい理由は明確です。
相手に負担を負わせることで、自分だけがアドバンテージを取っているからです。

試し行動を取るのであれば、
自分にも同じ負荷をかける覚悟が必要です。
それができない試し行動は、単なる自己中心的な行為に過ぎません。

「結婚願望がある」とはどういうことか

「すごくいい人がいれば結婚したい」
これは結婚願望ではありません。

結婚願望とは、
現実的な選択肢の中から結婚を選べる状態を指します。

  • 理想が高すぎる

  • 現実を見ない

  • 決断できない

こうした人と向き合うことは、時間の無駄になりがちです。

特に男性の婚活で重要なのは、
「いい人を探すこと」ではなく、
**「成婚退会まで進む意欲のある女性を見つけること」**です。

選り好みをしない人は、やり方次第で成婚できる

「選り好みはしない」
「やる気のある相手と成婚退会したい」

この姿勢がある人には、明確な方法論があります。
結婚相談所は魔法の場所ではありませんが、
現実を理解し、行動を修正できる人にとっては極めて合理的な場です。