弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

落ち目の特許事務所をいつ離れるか問題

業界の噂話を聞いていると、特許事務所の間にも優勝劣敗の話が聞こえてきます。かつては経営状態がよく、勤め先としても魅力があり、そのため人気があったような特許事務所だったり、そうではなくても細々とそれなりになんとなくやってきたような特許事務所…

特許庁が職員による公式文書への旧姓使用認める、中央省庁で初

www.meti.go.jp ヤフーの記事を見たときに、出願文書などで旧姓使用許可?等と勘違いしたのですが、特許庁職員内の話なのですね。特許庁職員(審査官など)について、結婚後の姓に制約されず、旧姓で文書を出したり公的に使用することを認めた、というニュー…

弁理士のコンサルティングというのはほとんど稼ぎにならない

最近何とかキャラバンだとか、弁理士もコンサルティングを何たら、って話がありますが、弊所のようなところにもコンサルの依頼は入ったりもします。 やってみて思ったのが、弁理士会はどうやらコンサルを新たな収益源か何かだと思っているようなのですが、少…

弁理士試験短答合格者統計(平成29年度)と選択科目の問題及び論点

2017年の弁理士試験短答合格者統計が出ました。http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h29toukei/index.htmlhttp://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h29toukei/pdf/tan_goukaku.pdf 平成29年度弁理士試験論文式筆記試験(選択科目)問題及…

弁理士はどういうときに独立しようと思うのか

独立のきっかけってのはもちろん人それぞれではあるのですが、大体自分の知る限りでは、という流れはあります。独立が向いているから独立するわけではないのですよね。最初から独立志向で、ってのも多いようで案外多くはありません。 どうして独立しようと思…

若者の知財離れ

弁理士試験の受験生が減り、特許事務所への若い人の応募が減っています。こういうのが若者のなんとか離れとして取り上げられていますが、知財業界についても例外ではなさそうです。 まあこの辺の話は別に昨日今日始まったことでもなんでもなくて、知財業界を…

特許事務所としての創業期が終わる

特許事務所の経営というものを通常の会社と同じとして並べるのも多少の違和感はあるのですが、それでも勤めていた頃とはやはり違うものがあります。仕事を取ってこないと売り上げが成立せず、収入どころか経費支出でマイナスというところから始まりますので…

内閣支持率は景況指数の関数

3連休ということであまりアクセス数が増えない時期なので、あまりそういうのを気にしないような内容ということで、政治と経済情勢についてまとめてみます。 報道関係では、蓮舫代表の国籍問題とか、森友学園、加計学園とかあまりよくわからない批判報道が行…

弁理士試験の選択科目試験まであと10日

弁理士試験の一連のサイクルは、短答試験と論文試験で一旦切れるのですが、4月に願書を出して、5月に短答試験、と長丁場が続いた後に、必須科目が終わると弁理士試験界隈的には試験がいったん終わった空気になります。 必須科目の試験が終わってから選択科…

専門家の専門性とは、クライアントによって定義される

我々弁理士はいわゆる一つの専門家としてご依頼をいただき、売上を立てている訳ですが、果たして本当に自分たちは専門家として専門性を発揮できているのか?という疑問が出る局面があります。 一番多いのは、例えばお客様が大手企業で知財部があり、向こうの…

小さい特許事務所でどう求人・採用を考えていくか

一時は仕事が細ったりすると、もうこのままやっていけるのか、と不安になったりするのですが、しばらくすると唐突に受任業務量が増えてきたりします。あんまり多忙になるのも、ってのもあるので、誰か一緒に働いてくれる人がいると良いな、ということを思っ…

クライアントファーストとは、従業員ラストの意味

クライアントファーストなる文言に私はもやもやするわけです。特許事務所でもそんな言葉が出てくる事例が出てきていますよね。それっていったい何なんでしょうね。先日の都議選では都民ファーストが躍進しましたけど、それも私の疑問に拍車を掛けます。 料金…

平成29年度弁理士論文試験(必須科目)、問題解答の公表

今年の弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)問題及び解答(平成29年度-2017年)http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/kako/mondai/h29benrisi_ronten.htm が公表になりました。 今週の日曜日が弁理士論文式試験の試験日だったのですね。自分は仕事にすっ…