弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2013-01-01から1年間の記事一覧

今年の本ブログについて総括

今年といってもブログはじめたのは8月下旬で、ブログ村に登録してからが本番ということで記事を書き溜めて9月下旬にブログ村に登録しました。 このブログを使って何かをするという目標はあるのですが、弁理士ブログは数多くあって、その中で目に付くところ…

今日は年内最終営業日

例年特許事務所によって最終営業日は27,28,29とまちまちだったりしそうですが、今年は暦がこのような並びなので、みんな一律に今日が最終日になるのでしょうか。持ち越しの仕事が発生しないように業務進行を調整すると思うので、早めに案件が片付くと、今日…

明細書作成は月に何件

主要な業界ネタはもう他にないかと色々考えていましたが、まだありました。月間ノルマというか、月に明細書を何件作成しなければならないか。弁理士も特許技術者も結局みんな出願、明細書作成です。 みんな大体もっと書けないかとか催促されながらもじゃあど…

特許事務所の見分け方

さて特許事務所に転職するとき、特許事務所をどう評価するか。特許事務所の評判はどうか。そしてどう見分けるか。この辺が気になる事項だと思います。 自分はその辺の応募者から見たときの判断の仕方を持ってるつもりですが、実際のところ転職している人の話…

弁理士試験の受験生がこの時期やっておくこと

合格発表も終わってだいぶたって、受験の話題もすっかり少なくなり、そんなわけで業界系の記事中心になりましたが、弁理士試験の受験勉強的には実はこの年末は結構大事です。 (2015年に向けては若干アップデートしました)来年2015年の弁理士試験に備えてどう…

特許庁任期付職員(特許審査官補、特許審査官)の採用

しばらく採用のなかった任期付審査官ですが、色々話が流れてきていたように、再び採用することになったようです。 今回、「特許審査官補、特許審査官」という表現になっているのは、一度は任期付きで採用になって審査官を勤めた後、再度の任用を求める場合が…

特許事務所の年末と中間処理

さて12月も後半、年の瀬です。忙しい時期ですが、その忙しさの内訳も案外特許事務所ごとで違いはないような気がします。特許事務所の繁忙期は、基本的には年度末、3月なのですが、案外年内に終了させてくれという案件もあったりしますし、何よりも年末年…

特許事務所所員スタッフの定着率について

所員の定着傾向は特許事務所によってばらつきがあり、どれくらい定着するかは応募するにあたって重要な要素でしょう。人がころころやめる特許事務所に応募したくはないですからね。 ただ、定着率の高い特許事務所の人に聞く限り、給料が高いかと言うと、「安…

弁理士試験合格後の実務修習

実務修習が関係するのは今年合格する人だけだからあんまり興味ある人いないよねと思っていたのですが、案外検索してくる人多いので、これで記事を書いてみます。 (平成26年版はこちらに更新しています)http://patintl.hatenablog.com/entry/2014/12/04/22491…

特許事務所の残業について思うこと

特許事務所に限った話ではないのですが、以前書いた記事の通り、基本的には残業は好ましくないものだと言う意見です。しかし、当然仕事には波と言うものがあり、そういうイレギュラーに対応するための残業は、当然のごとく必要です。そういう場合の残業すら…

特許事務所の名称

しばらく風邪ひいてました。平日に記事投稿をこれだけあけたのはブログ開設以来初めてなのです。 さて特許事務所の名称。個人の名前ではなくて、「かいがら特許事務所」とかそういう感じの抽象名称を用いた特許事務所の名前が増えています。そういう名前を最…

商標登録サイトを比較するときの注意点

商標登録出願というのは簡単な手続きなので、処理に慣れている会社であれば自前で商標登録出願をして、管理も自前でやってしまうと思います。しかし、件数がほとんどなかったり、はじめての場合は、特許事務所に依頼するということになると思われます。 さて…

国際特許出願について、PCT出願とは

似たような記事を以前にも挙げていますが、http://patintl.hatenablog.com/entry/2013/10/08/154117今回はPCTとパリルートとの比較です。解説サイト見て、これって分かりづらいのではないかと思ったので少しまとめてみます。 「外国に特許出願する際には、パ…

ビジネス関連発明の最近の動向について

ビジネスモデル特許って一時期もてはやされて、でも粗製乱造されて片っ端から拒絶されて、やめた方がいいですよ的な状況になった後、今現在どうなってるんでしょうと思ったら特許法HPでこんな更新がありました。http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/biji…

弁理士の現実と供給過多

実務に近い話をしたら一気にページビューが落ちてしまったので、再び軽めの話題に戻したいと思います。 かつては少数だった弁理士試験合格者数も2000年過ぎてから急増し、さらに2004年あたりから600-800人のあたりで推移するようになりました。そして弁理士…

poisonous divisional、欧州特許出願の優先権が消滅する分割出願

釣りっぽい記事ばかりになってきたので、少しは硬派な記事も。この秋には欧米の代理人が多く日本に足を運び、法改正関係のレクチャーをやったりしながら親交を深めに来ました。 欧州特許については、法律そのものの改正と言う点では、分割出願の24ヶ月の縛…

特許事務所の魅力

「特許事務所 魅力」こんな検索語で調べてくる人がいるようです。特許事務所の魅力って何でしょうね。私も知りたいです。 ないんだな、それが。とかって答えたい気分ではありますが、いまさら企業に行くでもないし、まあ応募しても採用されないし、採用され…

特許事務所の所長との相性

アクセス解析の中で、検索ワードについては予想されるもの、特に狙ったものが多いですが、中には意外なものがあり、しかもそれなりに数が多かったりするものがあります。その1つが、「所長との相性」そんなこと知りたいのかというか、調べてくるのかと思い…

弁理士の英語とコミュニケーションに関する雑感

弁理士なり特許技術者で、大台と言われる水準の収入を得ようと思ったら、外国業務を一定比率以上はこなさないと、到達することはほぼ不可能です。もちろん筋のいい顧客をきっちり抱え込んでいれば、もしくは特殊な技術分野とか、特殊なオーダーへの対応能力…

弁理士試験合格後の転職について

今は浪人して勉強する人もほとんど見かけなくなったし、未経験でというよりは知財関連の職を持ちながら試験を受け合格するという人の比率が増えてきています。だから転職は少ないかと思いきやそうでもなく、どちらかと言うと未経験者より経験者の合格をきっ…

TOEICと日本人と韓国人

もともと英語の検定試験は英検があって、留学用にTOEFLがあったところ、英語の検定試験のニーズとしてそれは不十分と言うことで日本の官庁主導で新たな検定試験としてTOEICがつくられました。そしてこの試験の主要な受験者は日本人と韓国人で、両者でほとん…

平成26年度口述自主ゼミガイダンス-弁理士試験口述落ち対策

<a href="http://patintl.hatenablog.com/entry/2014/11/15/234217" data-mce-href="http://patintl.hatenablog.com/entry/2014/11/15/234217">平成27年度口述自主ゼミガイダンス-弁理士試験口述落ち対策 - 国際特許事務所の弁理士うめざわの特許業界事情ブログ</a> 平成27年度口述自主ゼミガイダンス-はこちら 合格発表から1週間たち、合格した人は喜び、不合格の人たちは悔しい思いの中、さてこれから…

最終合格者統計-平成25年度弁理士試験

特許庁より最終合格者統計が出ました。http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h25_benrisitoukei.htmhttp://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/h25_benrisitoukei/saisyu_goukakusya25.pdf 口述試験の合格率は81.7%で、去年の63.7%…

弁理士とコンサルティングの嘘

これからの弁理士はコンサルティングが出来なければならない。そういう話が増えてきている昨今ですが、これ言ってる人はどういう意味でこれ言ってるんでしょうね。 なんか「コミュニケーションが大事」ってのと同じ感じがするんですね。そりゃそうなんだけど…

週間ダイヤモンドのサムスン特集

なんかすごいすごいと言うから期待して買ったのだけど。確かにデータを並べて裏づけ込みで説明しているあたりはさすが。けど背景的な話は語りつくされたと言うか、まあサムスンってそういう会社だよねと。一般紙と違って経済週刊誌って結構思い切った記事書…

特許事務所の残業の多い少ないを見分ける方法

そもそも特許事務所って残業が多いのでしょうか?これは特許事務所で働いていない人にも働いている人にも関心のあることかもしれません。働いていても、どのくらいの勤務時間が標準的なのか分かっているようで分かっていないかもしれません。 そういってしま…

口述試験合格者の内訳-平成25年度弁理士試験

先の記事で書いたように、口述試験の受験者数は825人で、受験可能だったのは837人です。(受験率から逆算)最終合格者数は715人ですが、口述試験の合格者のみだと41人引いて674人になります。その他弁理士受験統計の数字から受験者の人数を割り出せます。 合…

平成25年度弁理士試験最終合格者数は715人

標記の通りです。全科目免除の人の比率が分からないのですが、去年の免除者数が54人なので、これを当てはめると口述試験合格者は661人。口述試験合格率は80%くらいになるんでしょうか。 (追記:41人でした。なので口述試験合格者は674人。8割くらいですね。…

弁理士ブログを見に来る人はどんな人?

このブログをはじめてから2ヶ月半、ブログ村に登録してから1ヶ月半がたったのですが、反応のいいテーマ、悪いテーマと言うものもはっきりしてきました。 思いのほか反応があったのが弁理士試験の口述試験関連で、タイムリーに記事をあげてこうか、くらいの…

2013年弁理士試験に最終合格した後のこと

泣いても笑っても、平成25年11月7日木曜。この日に本年度弁理士試験の最終合格発表がなされます。口述試験に落ちた場合のことを記事としてまず書いてしまいましたが、無事に最終合格した場合の流れについて説明します。 当日は特許庁掲示板とウェブサイトに…