弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

特許事務所の残業について思うこと

特許事務所に限った話ではないのですが、以前書いた記事の通り
基本的には残業は好ましくないものだと言う意見です。
しかし、当然仕事には波と言うものがあり、
そういうイレギュラーに対応するための残業は、当然のごとく必要です。
そういう場合の残業すら嫌うというのは社会人として
そもそも間違っていると言うのが少なくとも日本においては一般的であり、
その意見には私も全面的に同意します。

じゃあイレギュラーが全く発生せず毎日定時退社が良いかというと、
それはそれで違うというか、年に1回くらいはピークシーズンは
あったほうが良いかなとそんな風にも思っています。

ずーっと平穏なペースで案件処理をやっていると、
心なしか案件の処理ペースが落ちていくような気がするんですね。
どこかで切羽詰って必死になって仕事をこなすことで
売り上げの帳尻が揃うのと、急ぐことに体が慣れると言うか、
それで処理ペースも上がる感じがします。

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だから悪徳経営者が、必要人員を揃えずに、
ひたすら働かせまくるのはある程度合理的で、
10人に100時間ずつ働かせるのは、20人に50時間づつ働かせるよりも、
スループットは上がるだろうなあと思います。
人材の質も10人の平均の方が、20人の平均より高いでしょうしね、
度が過ぎるとロイヤリティは下がるような気はしますが。

前回の記事はここを書いてなかったのが引っかかっていたのですが、
要するにたまの残業は当然で、慢性的なのが良くないと言う話です。

最近は始業時間もまちまちで、フレックスもありますが、
夜7時あたりが分岐点かなあと。
夜7時は早いという職場は残業が慢性化していますね。

なんて書いてると、うちはそんなのどかじゃないんだよと言う
意見も出てきそうですが、特許事務所の平均を取ると
そこまで多忙という感じはしないです。もちろん私の状況だけ
ではなく、他の弁理士の勤務状況を聞く限りです。

多忙な自分が好きな人は心行くまで働けばよいですが
その業務量に見合った収入は得ているの?
というのは考えた方が良いかもしれません。

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