弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

特許事務所の転職

新人スタッフが入所して1か月

前任のスタッフが対処になって本当にどうしようかと思っていた矢先に、現在の新スタッフが応募してきて、早く入ってきてと言って年頭から仕事をしてもらい、これで1か月になります。 1か月経過の感想としてはこんなもんだろという感じで、勤務時間がもっと多…

弊特許事務所、特許事務スタッフの求人

今回弊所の事務スタッフが離職することになりましたので、後任について求人いたします。 採用情報 | 梅澤国際特許事務所/新宿アイランドタワー2F 求人要項、あっさりしたものが多い中弊所は具体的な事情まで記載します。書いた部分については自由ですので、…

弁理士、特許技術者、士業はうつでも務まるのか

友人が「うつでも起業で生きていく」という本を出版したのですが、(下記、アフィはやってません) www.kawade.co.jpこれを受けて、じゃあ弁理士業務ってうつでもできるの?という考察をしてみました。 そもそもうつだと何ができないかというと、どうやら、…

特許事務所の顔採用

特許事務所の採用基準にはいろいろあります。ある程度共通の傾向はあるのですが、A事務所は×である一方、B事務所は〇、だったり、それが逆になるということもそんなに少なくはありません。 そんな中、表記の採用基準というのはるのでしょうか。結論から言…

特許事務所の定着率の傾向

特許事務所の所員の定着率というのは独特です。同じ特許事務所でも、技術と事務で定着率が異なるのは普通ですし、時期によって誰もやめない時期、次々に辞める時期、というのがあったりします。もちろん事務所によってもばらつきはあります。 ただ全般的な傾…

弁理士試験に合格して人生が変わる人と変わらない人

弁理士試験に受かることでなにかいいことがあるのか?については色んな議論があるのですが、これははっきり言ってその人の立場によります。まず最初に弁理士試験に受かってもそんなに人生が変わらない人の例として、 1.大手企業知財部を有し、資格を重視し…

新型コロナウィルスの世界で不況入りし、待遇低下が予想される特許事務所

新型コロナウイルスの新規感染者がある程度減り、またテレワークもある程度定着しつつあります。特許事務所の仕事はある程度自宅でもできてしまうことから、目下の心配は、景気が悪くなって依頼が入ってこなくなるのではないか、という観点ではないでしょう…

知財のキャリアパスって本当に難しい

この年になって、弁理士の仕事をやはり選択していたとしても、どんなキャリアパスをとるのが自分にとって一番良かったか、と言うのは今振り返っても本当によく分かりません。ないものねだりばかりしてしまいますが、それが結局良かったかも、後にならないと…

優秀な人材なら欲しいという特許事務所の求人は依然として多い

現在景気が良いのか良くないのか、については、自分の状況からはうかがい知れないので、周りの状況から知っていくしかありませんが、求人だけ見てると依然としてたくさんの求人があるのです。 ただし、ここの特許事務所、常時出しているよね、と言うところに…

特許・知的財産・弁理士業界の景気は再び悪くなってきているという噂

特許の仕事全体としては、ずっと減少傾向にあると言われています。それでも一時期仕事の方が多かったというのは、それ以上に業界への人材の流入が細っていたからだという認識を持っています。商標なんかは、逆に仕事全体としては増えていると思われますが、…

特許事務所の現在の勤務環境とは

2019年現在私は特許事務所を運営しており、独立開業している訳で、特許事務所に勤務している状況からは遠ざかっておりますが、特許事務所での採用は難しくなっている、という話を聞きます。優秀な弁理士、特許技術者を採用しにくくなっているようです。 ただ…

独立してから3年とか5年とかで特許事務所をたたんで勤務に戻る人もいる

弊所は独立開業して5年程度になるのですが、大体これくらいやっている人、というのはまあ一応は業務の受任もそれなりにあり、仕事を回すというのはこういうことなのかあという勘所も多少はつかめた状態であると思われます。世間的にいえば「軌道に乗った」と…

キャリアの末期に介護職が来てしまう時代

損保ジャパンが社内の人員を介護職に振り分けるというニュースが巷で話題になっております。その趣旨が具体的にどんな感じなのか、というのは憶測でしかないですが、その憶測によると、損保ジャパンの余剰人員となった中高年金融マンが、まさかの介護職への…

ブラック特許事務所の明細書チェックと、特許事務所の泳ぎ方

特許明細書の書き方については、スタイルは定型であるように見えて、案外人によって相違点があり、それぞれこだわりがあったりします。実際のところ、人によって書き方が違う部分というのは、逆にいえばどう書いても同じなのではという気もします。なので一…

ブラック特許事務所の類型は昔と変わってきている

このブログでは一番最初の時期に、ブラック特許事務所について数多く記事にしてきましたが、あれからだいぶ時がたってきました。結構業界の待遇水準も収れんしてきて、高給なら激務、比較的楽なら給料も安めみたいな感じで、穴場感的な仕事というのは減って…

どんな特許事務所に入るべきなのか

自分の応募する特許事務所がどんなところが良いのか、というのは結構悩ましい問題があります。将来性があると良いなあというのも1つだと思います。 特許事務所の将来性というのも悩ましい問題で、10年20年の間に、屈指のホワイト特許事務所が没落したり…

特許事務所のスタッフ解雇(つまりクビ)について雑感

昨日は日本弁理士会主催の賀詞交歓会というものが開かれたので、参加してきました。なんだかんだで私は毎年参加しております。まあホテルオークラで開催され政治家なども招待されていますから、それなりの内容で毎年開かれています。見かける知人の顔ぶれは…

会社を辞めてどうするかという議論

知財関係者のキャリア形成的な話は何度かしているのですが、知財業界外の人と会うことが増えるにつれて、一般論としての人生設計的なことを総論的に語りたい気持ちで書くことにしました。 20代とか30前後の年齢というのは、若者ですので上の人からの色んな制…

特許事務所には厳しいことを言うことが指導だと勘違いしている人が多い

特許事務所の採用については、一時期就職氷河期がピークを極めた時期を除いては慢性的に人材が不足しています。どこの特許事務所も安月給でこき使える人材は不足しています。 ただまあ安月給と言っても、その人材供給源となるメーカーも大概ですので、給料に…

スタッフとして苦境を経た弁理士の運営がホワイトとは限らない

自分の転職先がブラック特許事務所なのか、ホワイト特許事務所なのか、というのは転職の際に非常に気になるところがありますね。「こんなはずじゃなかった」と、後で後悔することがないように、入念な情報収集をしてから転職に挑みたいものです。 そんな中、…

特許事務所のパワハラ

今現在最も騒がせている、日大アメフト部の事件ですが、その陰にパワハラ体質的なものを感じ取っている方も多いのではないでしょうか。そんな中、特許事務所にはそんなことがないか、というのは思い当たる節のある方も少なくないのではないでしょうか。 指導…

安月給で空気が淀んでいる特許事務所は、転職回数が多い人を嫌う

世の中一般的に、転職回数が多い人は嫌われるのではないか、という危惧が持たれています。実際のところ転職回数が多いのはどれほどいけないのか、というのはあまり何とも評価しづらいところがあります。 色んな話を聞いた感じだと、転職回数が多い人でもOKの…

ブラック特許事務所とは上司が不機嫌な職場のこと

特許事務所とは通常は転職により働き始める場所なので、そこがホワイトなのかブラックなのかというのは、被雇用者にとっては非常に重要な問題であると思われます。 自分はそこの判定は、年収うんぬんよりもまず、所員の定着率の高さで判断すべきであると考え…

特許事務所の転職事情に疎くなった理由

最近の特許事務所の転職事情について、疎くなったなあと思うのですが、その理由をいくつか考えてみました。 ・自分自身が転職を考えなくなった勤めているときは転職を想定して他の事務所を見たりしていましたが、独立して3年たって、自分はもうこれでやって…

裁量労働制とブラック特許事務所

そういえば裁量労働制がニュースをにぎわせているようです。そして特許事務所の弁理士にもこの裁量労働制が適用されている例は多かったように思います。その辺の事情ってどんなだったっけと思い返してみることにします。 独立開業してからは裁量労働もへった…

ブラック特許事務所の類型

syakkin-dama.hatenablog.com ブラック特許事務所と一言で言ってもいろんなパターンがあるよね、ということは以前の投稿にも挙げたりしてましたが、 明日役立つブラック企業類型ガイド という記事を見つけまして、これブラック特許事務所の類型と大体同じだ…

どこの特許事務所がホワイトで、どこがブラックか

特許事務所の就職・転職を考えるときに一番悩ましいのが、どこに入ればブラックを回避できるか問題なのですが、実際のところそこを判別するのは至難の業です。 通常の就職活動の場合は単にみんなが知っている大手に応募すると思います。それは、通常は元請け…

若い世代にとって弁理士というのは目指す意味があるのか?

弁理士資格を目指す人が増えてほしいという人が言う言葉の裏には、大体「若い人が」という制限句がついています。人材不足というなら、別に若い人である必要ないんじゃないか、という気もします。優秀な人材を採用すればよいだけです。 大体若い人材を欲しが…

やめる職場の引継ぎをどこまでやるか

もう勤務時代はたいぶ昔になってしまったのですが、やめるときにどこまで引継ぎをするか問題があります。基本的には半月もあれば引き継げる話のはずなので、スムーズな職場であればそのくらいで終わるのが通常です。が、十分な時間を取ってもらわないと困る…

零細特許事務所にとって採用をどうするか

先日の記事で、未経験者が零細特許事務所に入るのは辞めておいた方がよい的な議論を書きましたが、じゃあ採用側はどうしたらよいのか的な議論が、ちょうどその記事を書いた後くらいに出てきたので、その辺についてもふれていきます。 応募者サイドからすると…