ブラック特許事務所の類型
ブラック特許事務所と一言で言ってもいろんなパターンが
あるよね、ということは以前の投稿にも挙げたりしてましたが、
明日役立つブラック企業類型ガイド という記事を見つけまして、
これブラック特許事務所の類型と大体同じだなと思ったので、
引用しながら記事にしてみたいと思います。
A 完成度が高く儲かっているブラック企業
・・・たいてい人間をいっぱい採用して過半数が短期間で退職していく
というのを前提にシステムを構築しています。
B 完成度が高く儲かっていないブラック企業
「かつてはブイブイ言わせていた時期があったが、
時代の変化とともに収益構造が現実に即さなくなってきた。
でも、ブイブイ言わせていた時の残滓でなんとなく生存はしている」
C 完成度が低く儲かっているブラック企業
「個人の異能」をベースに全てが回っています
「とにかく金だ、まず金だ、数字を上げる奴が正義だ」という風習
D 完成度が低く儲かっていないブラック企業
数人規模のスタートアップ企業か、多くて十数人規模の会社
まだ体制と言う体制が出来上がっていない
こんな類型になっているようです。
なんかこれ、思い当たる節がある分類ですね。
個別の特許事務所をそれぞれどこかに分類したい気持ちがありますが、
そんなことするとえらいことになりますので黙っておきます。
大多数がBに属するとのことですが、特許事務所はさらにとりわけ、
Bに分類されるものが多いような気がします。
濡れ手に粟の時代に開設したものの、今は競争に
負けてしまっている特許事務所ということになりますね。
いきなり切られる事務所も少ない分、ゾンビのように
生き残っているパターンです。
Aも思い当たる節がありますね。
大手特許事務所にAにかつて当てはまったところが
いくつか思い浮かびます。今はどうか知りません。
知らないことにしておきます。
Cみたいのをブティックタイプと呼ぶのだと思います。
そう考えると、特許事務所ではあまりイケイケタイプは
少ないかな、と思いましたが、イケイケ×ブティックタイプ、
思い浮かびました。それがどこかは控えておきます。
Dはまあ正直うちみたいなとこが該当するんでしょう。
まあうちの場合自分とパートスタッフしかいないので、
ブラックも何もないのですが。
その手の草創期の小規模事務所の雇用関係については
それなりに難しい話をちらほら聞きます。
ここで言及されているように、実権を取りやすい、
というのはまさに共通します。
特許事務所の場合、今は細りつつあっても、
後継者として入っていけないか…?という希望をもって
Bに入る、という選択をするケースもありますが、
それはまさにドツボですね。
そういう選択も含めて、Bはやめた方が、
という話になっているのですが、特許事務所の場合は、
タイプBが結構ぬるま湯的な環境になってたりして、
ブラックではないケースも少なくありません。
さてどのタイプに入ることにするか、というのは、
まさにどういう生き残り戦術を持つかに左右されます。
新卒の会社に就職するのとはやっぱり訳が違うかな、
というのが正直なとこです。