弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

婚活、出会いがないのではなく魅力がないだけ

婚活を始めて最初に気付くことは、自分は出会いがなかったのではなく、
出会いたい人に避けられていただけという事実です。
婚活を始めれば自分が出会いたい人は検索した結果の中に存在はしていますが、
その出会いたい人とマッチングすることはありません。

出会いがないという男女に微妙な異性を紹介してみるとよいです。
非常に味わい深い表情を浮かべます。
いや、その程度ならいくらでもいるし、そのクラスなら正直
結婚は別にいいかもと言わんばかりの人は世の中にごまんといます。
独身に異性を紹介するというのは非常に困難なのです。
これはどうしても職業的に仲介する仲人の出番になります。

特に婚活市場において女性がマッチングする男性の多くは、
このクラスは周りに普通にいるよね、という男性ばかりです。
自分の周りにいる異性というのは基本的に自分と釣り合った人ばかりですし、
マッチングは恐ろしいほど厳格に自分と釣り合った人としか成立しません。

自分のスペックの割に無理して高い相手とマッチングしたらどうなるか。
それは逆に相手から見たら自分は見下すレベルということです。

その場合の婚活の感想はネットにあふれています。
相手のアラや短所、突っ込みどころをドヤ顔で語る感想を見かけますよね。
スペックが高いのに余っていてしかも自分レベルと会ってくれる人と会った顛末です。

世の中結局釣り合いな訳で、釣り合うポイントを上げるためには
自分が頑張るしかありません。

そして婚活市場にいる人のほとんどは「高望み」ですので、
常識的なレベルまで要求を引き下げなければならないという
難ゲームが待っています。

婚活が非常に大勢の異性とひたすら会い続ける就活のような苦行になるのは
こういうからくりなのです。

ベースはこういう感じではありますが、皆さん基本結婚したいと思って婚活市場に
いるもの事実です。数当たっていけばそのうちちょうどよい人に引き合ったりします。
自分という割れ鍋にもちゃんと綴じ蓋はあるのです。
努力は必ず報われます。多分。


また、世間で言われる「世の中の平均」というものにあまり信ぴょう性はないのですが、
だからと言って自分の周りの平均が必ずしも一般的であるわけでもありません。
自分の周りというのは自分と釣り合った人の集合であるので、
それは世の中の平均であるとは言い難いからです。

ツイッターなどのネット界には珍獣と思しき人がいますが、
その珍獣が語る世の中の傾向は基本眉唾です。
珍獣の周りに集うのは珍獣ウォッチャーだからです。
そしてそこで成立するカップルは基本割れ鍋に綴じ蓋であり、
なんだかんだでお似合いであるとしか言いようがないよねという組み合わせばかりです。

それはそれでよかったねという感じなのですが、珍獣の目から見える世界は、
それはそれで一般人にとっての世界とは違うかもしれません。
参考になるかもしれないし、参考にならないことも多いですので、
話半分に読んでおくとよいでしょう。

そもそも普通って何なんでしょう。人の数だけ写る世界も異なります。
ある程度自分と世界観を共有する人の意見を見るとよいかもしれません。