弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ビジネス関連発明の最近の動向について

ビジネスモデル特許って一時期もてはやされて、でも粗製乱造されて片っ端から拒絶されて、やめた方がいいですよ的な状況になった後、今現在どうなってるんでしょうと思ったら特許法HPでこんな更新がありました。http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/biji…

弁理士の現実と供給過多

実務に近い話をしたら一気にページビューが落ちてしまったので、再び軽めの話題に戻したいと思います。 かつては少数だった弁理士試験合格者数も2000年過ぎてから急増し、さらに2004年あたりから600-800人のあたりで推移するようになりました。そして弁理士…

poisonous divisional、欧州特許出願の優先権が消滅する分割出願

釣りっぽい記事ばかりになってきたので、少しは硬派な記事も。この秋には欧米の代理人が多く日本に足を運び、法改正関係のレクチャーをやったりしながら親交を深めに来ました。 欧州特許については、法律そのものの改正と言う点では、分割出願の24ヶ月の縛…

特許事務所の魅力

「特許事務所 魅力」こんな検索語で調べてくる人がいるようです。特許事務所の魅力って何でしょうね。私も知りたいです。 ないんだな、それが。とかって答えたい気分ではありますが、いまさら企業に行くでもないし、まあ応募しても採用されないし、採用され…

特許事務所の所長との相性

アクセス解析の中で、検索ワードについては予想されるもの、特に狙ったものが多いですが、中には意外なものがあり、しかもそれなりに数が多かったりするものがあります。その1つが、「所長との相性」そんなこと知りたいのかというか、調べてくるのかと思い…

弁理士の英語とコミュニケーションに関する雑感

弁理士なり特許技術者で、大台と言われる水準の収入を得ようと思ったら、外国業務を一定比率以上はこなさないと、到達することはほぼ不可能です。もちろん筋のいい顧客をきっちり抱え込んでいれば、もしくは特殊な技術分野とか、特殊なオーダーへの対応能力…

弁理士試験合格後の転職について

今は浪人して勉強する人もほとんど見かけなくなったし、未経験でというよりは知財関連の職を持ちながら試験を受け合格するという人の比率が増えてきています。だから転職は少ないかと思いきやそうでもなく、どちらかと言うと未経験者より経験者の合格をきっ…

TOEICと日本人と韓国人

もともと英語の検定試験は英検があって、留学用にTOEFLがあったところ、英語の検定試験のニーズとしてそれは不十分と言うことで日本の官庁主導で新たな検定試験としてTOEICがつくられました。そしてこの試験の主要な受験者は日本人と韓国人で、両者でほとん…

平成26年度口述自主ゼミガイダンス-弁理士試験口述落ち対策

<a href="http://patintl.hatenablog.com/entry/2014/11/15/234217" data-mce-href="http://patintl.hatenablog.com/entry/2014/11/15/234217">平成27年度口述自主ゼミガイダンス-弁理士試験口述落ち対策 - 国際特許事務所の弁理士うめざわの特許業界事情ブログ</a> 平成27年度口述自主ゼミガイダンス-はこちら 合格発表から1週間たち、合格した人は喜び、不合格の人たちは悔しい思いの中、さてこれから…

最終合格者統計-平成25年度弁理士試験

特許庁より最終合格者統計が出ました。http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h25_benrisitoukei.htmhttp://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/h25_benrisitoukei/saisyu_goukakusya25.pdf 口述試験の合格率は81.7%で、去年の63.7%…

弁理士とコンサルティングの嘘

これからの弁理士はコンサルティングが出来なければならない。そういう話が増えてきている昨今ですが、これ言ってる人はどういう意味でこれ言ってるんでしょうね。 なんか「コミュニケーションが大事」ってのと同じ感じがするんですね。そりゃそうなんだけど…

週間ダイヤモンドのサムスン特集

なんかすごいすごいと言うから期待して買ったのだけど。確かにデータを並べて裏づけ込みで説明しているあたりはさすが。けど背景的な話は語りつくされたと言うか、まあサムスンってそういう会社だよねと。一般紙と違って経済週刊誌って結構思い切った記事書…

特許事務所の残業の多い少ないを見分ける方法

そもそも特許事務所って残業が多いのでしょうか?これは特許事務所で働いていない人にも働いている人にも関心のあることかもしれません。働いていても、どのくらいの勤務時間が標準的なのか分かっているようで分かっていないかもしれません。 そういってしま…

口述試験合格者の内訳-平成25年度弁理士試験

先の記事で書いたように、口述試験の受験者数は825人で、受験可能だったのは837人です。(受験率から逆算)最終合格者数は715人ですが、口述試験の合格者のみだと41人引いて674人になります。その他弁理士受験統計の数字から受験者の人数を割り出せます。 合…

平成25年度弁理士試験最終合格者数は715人

標記の通りです。全科目免除の人の比率が分からないのですが、去年の免除者数が54人なので、これを当てはめると口述試験合格者は661人。口述試験合格率は80%くらいになるんでしょうか。 (追記:41人でした。なので口述試験合格者は674人。8割くらいですね。…

弁理士ブログを見に来る人はどんな人?

このブログをはじめてから2ヶ月半、ブログ村に登録してから1ヶ月半がたったのですが、反応のいいテーマ、悪いテーマと言うものもはっきりしてきました。 思いのほか反応があったのが弁理士試験の口述試験関連で、タイムリーに記事をあげてこうか、くらいの…

2013年弁理士試験に最終合格した後のこと

泣いても笑っても、平成25年11月7日木曜。この日に本年度弁理士試験の最終合格発表がなされます。口述試験に落ちた場合のことを記事としてまず書いてしまいましたが、無事に最終合格した場合の流れについて説明します。 当日は特許庁掲示板とウェブサイトに…

JASRACの使用料徴収は独禁法違反との判決

われらが知的財産業界で名を馳せる飯村コート。東京高裁の飯村敏明裁判長がやってくれました。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131101-OYT1T00815.htm 「JASRACの方式は新規参入を著しく困難にして自由競争を妨げている」との判断を示した…

平成25年度弁理士試験口述受験者数は825人

なお、平成26年の数字はこちらです→ 平成26年度弁理士試験口述受験者数は485人 (記事ここから) 特許庁の平成25年度弁理士試験統計が更新され、平成25年度弁理士試験口述受験者統計が公表されました。標記の通り、今年の口述受験者数は825人です。一般111人、…