弁理士うめざわブログ

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口述試験合格者の内訳-平成25年度弁理士試験

先の記事で書いたように、口述試験の受験者数は825人で、
受験可能だったのは837人です。(受験率から逆算)
最終合格者数は715人ですが、
口述試験の合格者のみだと41人引いて674人になります。
その他弁理士受験統計の数字から受験者の人数を割り出せます。

合格者の受験番号が合格発表で出ていますが、
12345678だとすると、
1が受験地、2が短答免除の有無、3が必須免除の有無、4が必須免除の有無、
5-8が正味の受験番号です。
ここから数えていくことで、免除の有無別の合格者数を割り出せます。

(論文なし)
口述のみの受験生が314人、合格者257人で合格率82%
短答、口述の受験生が41人、合格者38人で合格率93%
(論文あり)
必須、口述の受験生が350人、合格者272人で合格率78%
短答、必須、口述の受験生が55人、合格者46人で合格率84%
選択科目を合格した受験生が、77人、合格者61人で合格率79%

今年は(模試試験官の立場で)論文受験と免除の実力差が近接していたので
去年おととしのペースで免除者を絞って行ったら数字が逆転するかな
と思ってましたが、結局合格率で論文免除がほんのり数字が上と、
見事に調節した数字が出てきました。

また、短答受験生の方が合格率が高いのは、ここ数年傾向は変わりません。
今年は短答で絞ったのでおそらく優遇するとみてました。
選択受験者は準備が一番苦しいのですが、ここも数字は悪くありません。
逆に、「口述のみ」「必須+口述」が数字的に苦しいのも例年通りです。

口述データを見ていると「データが不自然な形で整う」というのが
はっきりとした傾向としてあり、今年もその例外ではなかったと思います。

ただし、「不自然な落ち方をした」という話を今のところ聞いていないので、
実力をつけていけばちゃんと合格に到達する(不自然な事故は最小化)
という傾向も去年以上に進んだ感じはします。

まあなんか今年の口述試験は平和だったというか、
ここ数年ナンセンスだったので良かったと思います。

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2013年弁理士試験に最終合格した後のこと

弁理士試験、口述試験に落ちてしまった場合 
口述試験に2度落ちてしまった場合