弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2017年の仕事納めと反省

年末というということですので、やはり今年を振り返るということが一般的に恒例となりますし、本ブログの1年前を見てもそんな記事でしたので、今年も振り返ってみたいと思います。 昨年の記事を見て営業手法の開拓を何とかする、なんてことを書いていました…

独立後の特許事務所は、仕事が来れば直ちに儲かるというものではない

まあ前回の話の繰り返しなのですが、弁理士として独立した後は、「仕事が来るか?来ないか?」が最大の関心事のようです。それはまあ確かにそうです。仕事を集めてくるというのが独立開業のハードルの第一歩であり、そこを軌道に乗せないと生活費を稼ぐこと…

独立後の弁理士業務は楽勝と思われている風潮

特許事務所の独立開業についてどう思うかという点については、独立は難しいと思われているようです。その理由は、仕事を取ってくるのが難しいから。 ただ、取ってくるのは難しいけど、仕事そのものは楽勝と思われているような気がします。基本、隣の芝生です…

依頼人はなぜ値下げを要求するのか

特許事務所として大口のクライアントと取引しているとどうしても避けて通れないのが値下げ要求というものです。値下げ要求はけしからんという話が弁理士会上層部も含めて、いろんなところで出たりしているようですが、なぜクライアントは値下げ要求をするの…

弁理士・特許技術者が駆け出しの頃に教わるべき事項

特許明細書を書く上で、必要なことは多岐にわたるのですが、最初に何から習得すべきかということは、新人の時代が遠い昔になると、それが何であったか忘れてしまいます。ともかく、知財の職場では、特許事務所でも知財部でも、最初にいきなり案件を渡されてO…

若い世代にとって弁理士というのは目指す意味があるのか?

弁理士資格を目指す人が増えてほしいという人が言う言葉の裏には、大体「若い人が」という制限句がついています。人材不足というなら、別に若い人である必要ないんじゃないか、という気もします。優秀な人材を採用すればよいだけです。 大体若い人材を欲しが…

合格祝賀会と近年の弁理士試験の難易度

今年も弁理士試験の合格発表が終わり、合格祝賀会も一巡して、今年の合格者は修習の時期に入りました。 弁理士試験も自分にとって遠い過去のことになりつつある中、弁理士試験は難しくなったのか、というのは今も話題となりつつも、実際の難易度については自…

特許事務所の内情口外禁止令

特許事務所の内情について、外で言いふらさないように、との通達が出ているような特許事務所があるようです。もちろん職場の話を外でペラペラ話して回るのは社会人としてどうかという面はありますが、愚痴レベルではどうしても出てきますよね。どことは言い…

やめる職場の引継ぎをどこまでやるか

もう勤務時代はたいぶ昔になってしまったのですが、やめるときにどこまで引継ぎをするか問題があります。基本的には半月もあれば引き継げる話のはずなので、スムーズな職場であればそのくらいで終わるのが通常です。が、十分な時間を取ってもらわないと困る…

弁理士の非弁提携

非弁提携って言葉は本来、弁護士関係の言葉のようです。ただ、「弁」という言葉で始まる同じ資格職として、弁護士のケースを流用して解釈されるものは多いですね。ただ、冒頭の「非弁提携」という言葉を弁理士に使うのを聞いたことはないですが。 そもそも非…