弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

小さい特許事務所でどう求人・採用を考えていくか

一時は仕事が細ったりすると、もうこのままやっていけるのか、
と不安になったりするのですが、しばらくすると唐突に
受任業務量が増えてきたりします。
あんまり多忙になるのも、ってのもあるので、
誰か一緒に働いてくれる人がいると良いな、
ということを思ったりもします。

だからと言って安易に求人してよいのかという疑問があって、
この規模だとある程度即戦力性が高くないといけない、
というのがあります。
こだわりの高品質業務、というのは求めませんが、
色んな事があるので、なんでもそれなりにこなす、
と言うのが求められます。現状は定型性が低いのです。

要望はいくらでも考えられますが、当然それに見合った
待遇を提供しなければならないわけです。
が、現状の売り上げだと、そこから配分できる
取り分はどうしても限られてきます。
まあ人取った結果、受任業務量が増え、売上が増える、
という期待はありますが、現状の数字にはまだありません。

もっとも、待遇と言っても給料の額だけではありません。
例えば今事務スタッフさんに働いてもらっていますが、
子育てがあるので、フルタイムで働けない、
という事情があり、この時間からこの時間までと、
時間の制約があります。
それに応えられる求人と言うのも世の中多くないのと、
応募者側にそういうニーズがあるのは知っていたので、
開業前からそういうスタッフを最初に採用する、
というのは最初から決めていました。

そんな応募者像をある程度絞り込んで求人を書いたところ、
無事に事務スタッフの採用が決まり、仕事を分担してもらって
現在非常に助かっている、という状況があります。

ですから、次に求人を打つ際にいは、どういう応募者か、
ということをイメージしながら、何を応えられるか、
というものを整理しなくてはなりません。
話が違う、でもめるのが一番面倒ですし、
前職の採用でも経験したのですが、応募者像をきちんと固めて、
何を要求し、何に応えることができるか、をはっきりさせると、
採用活動も、採用後の業務分担もすぐにスムーズにいくのですね。

偉そうなこと書きましたが、もうちょっと楽をしたいなあと
そんな気持ちになる今日この頃です。