弁理士うめざわブログ

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弁理士試験の選択科目試験まであと10日

弁理士試験の一連のサイクルは、短答試験と論文試験で
一旦切れるのですが、4月に願書を出して、5月に短答試験、
と長丁場が続いた後に、必須科目が終わると
弁理士試験界隈的には試験がいったん終わった空気になります。

必須科目の試験が終わってから選択科目までの過渡期 - 弁理士うめざわブログ

長丁場の終盤ということで集中力も切れやすいのですが、
夏に入り暑くなるのも合わせてそんな雰囲気ですから、
選択科目の受験生はモチベーションが落ちやすくなります。
しかも試験会場に行っても、何となく緊張感が他の試験より
低めな感じがするんですよね。

けど弁理士試験の科目の中でどれが一番大事かと言うと、
やはり選択科目ではないかと思われます。
一旦受かってしまうと永久資格ですから、
その分の負担がかなり減ります。
必須が先に受かってしまうと、口述受験の残数カウントが
必須合格段階から始まりますから、
できれば選択科目の方を先に受かりたいんですよね。

しかし試験科目について情報も少ないですし、
模試なんてのもありません。手探り状態なので、
苦手な人は何回も落ちるようです。

自分は選択科目は1回で受かったのですが、
苦手な方に聞くと、計算問題が鬼門なのだそうです。
幾つかある枝門の最初の問題で計算間違いを
してしまうと、あとすべて共倒れのようで、
それが嫌で理系だけど著作権をあえて選択、
という話も結構あります。

やっぱり選択科目を落とすのが一番痛いので、
この時期は腹くくって頑張ってほしいです。