平成28年度弁理士試験論文受験者統計
特許庁が弁理士試験統計の発表をしています。
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h28toukei/index.html
去年の記事をたどっていったら、そういえば去年もお盆のこの時期でした。
休みの人も多そうなんですが、この時期って決まっているんでしょうか。
必須と選択の論文試験の受験者数ですが、
選択科目の受験者数が553人から一昨年324人、去年277人、今年255人です。
必須科目が1979人から一昨年1263人、そして去年960人、今年1103人です。
選択科目の受験者数は連続して減りましたが、
必須科目の受験者数は増えました。
必須受験者中の選択科目免除者の数が140人ほど増えているので、
その影響と考えられます。
うち、修士卒の受験者数が75人増えているので、
昨年度分の積み残しとかそういう話とも違うように思われます。
そうすると、必須科目の受験者数を見て全体の傾向を見ていいかと
思われますので、最終合格者数は今年は若干増えるかというとこです。
まあ今年の短答は簡単という話もありましたので。
志願者の母数は減っていくでしょうから、
難易度を落としながら合格者を今の数で維持していく
という方針なのかなと思われます。
ただ、普通に受けて受かる試験となると、
今募集している任期付きの応募の動機も下がってきますよね。
難易度は上がっていくのかという観測でしたから。
なんていうと来年になればまた方針は変わったりしますし、
おそらくこれという方針なんて実はないのかもしれません。