アイデア説明するからこれで特許にしてくれと言う問い合わせ
文章に書くのも面倒なんで、説明するからそれまとめて特許にして、
という問い合わせは、開業当初と比べてめっきりなくなりましたけど、
久しぶりにそんな電話が先ほど入ってきました。
こちらとしては、何かしら文章にしてくださいと
答えるのですが、「こちら忙しいので」「それならそちらは
何をしてくれるのですか?」などと無礼なことを申した挙句、
ガチャンと切られました。
まあこういう人と言うのは大体が文章が書けないのですが、
文章が書けない人ほど、文章を書くということを
非常に甘く見る傾向があるというのが、経験則上言えます。
論理構築というのはある程度手作業を進めないと
実現することはできません。
まあ自分で文章を書けない方が特許をとるということは
ほとんど不可能と言ってもいいでしょう。
ある程度論理構成ができたものであれば、
確かに口頭説明でも内容的にまとめることは可能ですし、
前職でもそういう仕事をしたこともあります。
それでも仕上げてみると内容的に不足した面は
否めません。そこを辞めてから久しいので
どんな審査結果になったかも定かではないのですが。
論理構成をするというのも経験が要りますので、
未経験の方がその辺の情報を口頭だけで
言い換えると頭の中だけで整えるというのは
ほぼ不可能と言っていいでしょう。
最初はそんなんでもまとめることができかなと
思ったりもしたのですが、大体そういうのって
考えが浅はかなんですよね。聞いているうちに、
どう断ろうかとしか言えないような内容が判明します。
そこで足切りをするために、事前サーチに力を入れることに
しました。「それ無理だと思う」では、浅はかなアイデアほど
引き下がらないですし、先行例を見せるのが一番
納得を得やすいからです。
うちのサイトでは、そういう経緯から、内容をできるだけ
まとめてから打ち合わせに臨んでください、という
点を強調しています。その辺が充実するにつれて、
きちんとした内容のものを持ち込まれる方が増えました。
こちらが誠意を見せると、誠意のあるお客様が増えるのですね。
そうは言ってもいい加減な方と言うのは一定の割合で出ます。
サクッと切れてよかった面はありますが、
横柄な態度を受けて、しかもガチャ切りはイラッと来ます。