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新宿西口の国際特許事務所の弁理士うめざわの特許業界事情ブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士が、特許事務所、弁理士試験について語るブログ、特許事務所で中小ベンチャー企業や個人事業者を中心に受ける弁理士が、企業や特許事務所勤務の経験に基づく、特許知的財産業界の様々な話を展開します

確定申告の準備の時期

ネタ的な記事は書ききる余力が今ないので、
近況的な話です。

確定申告は年末年始のうちに大方終らせて
おきたかったなあと思いながら年末を
迎えましたが、何ら着手する時間を
とれないまま年始を迎えました。

もちろんそのままじゃいかんので、
年明けてから、体調良くなかったり、
仕事が残ったりする中、少しずつ
売り上げ項目のデータ照合を進めました。
売り上げの入力はやってもらったりしている
のが今年違うところではあります。

去年は入力は、今の時期大体終わっていたのです。
今年は経費関連の入力がまだです。
このまま申告してしまったら、
税金が多くなってしまいます。

去年は支払調書を集めるのにやきもきしてました。
結局この時期揃わないので、今仕上がる必要は
ないのですが、今年はマイナンバー対応なども
要求されてきます。色々面倒ではあります。
それでも、かかる作業時間の見通しは立つように
なってきているので、大丈夫だろうとは思ってます。

そんなことをやっていると、休んでいる時間以外は
全て仕事をしている時間という状況に
なってしまいます。まあ根詰めて仕事をしている
というとこまではやっていないのですが、
「近況は?」と聞かれたときに仕事のことしか
思い出せないのはなんだか寂しいものがあります。

こんな感じで、「近況は?」と聞かれると
仕事の状況だけが出てきてしまいます。
ずっとこんな感じなのですが。

今後特許翻訳者が生き残っていくための条件

特許翻訳関係の記事が思いのほか反響あるようなので
またちょっと書いてみます。リンクは自由ですよ。

以前の記事で特許翻訳はもう稼げないよという話

patintl.hatenablog.com

を書いたのですが、じゃあ逆にどうすれば生き残って
いけるのかという話を列挙していきます。
まあ主に日英の話みたいな感じになりますが、
逆に置き換えても大体あてはまるかなと思います。

1)自分で営業する

はっきり言って今の特許翻訳の世界で求められていることは、
品質よりもコストです。にも関わらず特許翻訳会社が
これだけ営業的に成功できるのは、安い翻訳者を
いくらでも確保できるからという自信があるからなのでしょう。
裏を返すと、単価を確保するには自分でつながるほかありません。

間にエージェントを挟んだ時点でマージンを取られるのは
避けられません。むしろ他の一般の業界と比較すれば
翻訳会社のマージン率は良心的であるとすらいえるでしょう。
それは、経費と利益率をなんとなく計算すれば自ずと出ます。

知財の世界に限らず今はどんな世界もコスト削減です。
インターネットが普及して中間業者省略の時代の趨勢の中、
直接つながることでコストを落とせる方が
自らの競争力は上がることでしょう。
翻訳会社にフラストレーションがためながら、
営業については依存するというのは矛盾しています。


2)原文の文章を正確に理解する

今更当たり前のことに思われますが、
特許翻訳に求められることは、1にも2にもこれです。
訳語の選択については得てして技術者の方が詳しいですし、
特許翻訳の英文法については、そんなにバリエーション
もないので、結局原文の理解力で差が大きく出ます。

特許翻訳って英語屋さんの仕事のようで、
案外英語力で左右されるような局面って多くはありません。
法律文書として意味内容の正確な変換ができれば
それで十分なので、洗練された英語表現などというのは
あまり必要でもないのです。伝われば十分なのです。

意訳というのは原文の技術内容への精通度合いに
左右してくるものなので、結局英語力でもないのです。
これらの事情から、特許翻訳については
英語力よりも技術へのバックグラウンドというのが
優先されることになります。
英語力微妙でも、内容理解が正確なら、あんまり極端な
訳語品質の乱れってのはそこまでは起きないです。

こういうこと書くと英語屋さんの中にはむっとされる
方も出るかもしれませんが、特許事務所側の人間の
見解というのは多かれ少なかれこんなもんですよ。

ついでに言うと、英語表現が熟達していても、
特許事務所の人間はそれを理解しないので、評価対象外です。
下手すれば中途半端にプライド高くて反感買ったりします。
大抵の場合は、中学レベルの英文法でまとめる方が
評判は良いですね。一部テクニカルタームを除いて。


3)変な日本語に対する処理の熟達

原文理解の話とも共通する話ですが、原文のいまいちな
表現から内容把握して、それを正確に表現する能力が、
特許翻訳者として生き延びるための核となる能力
となっていくものと思われます。

はっきり言って、特許翻訳なんて翻訳ソフトで
一括変換できないかなあなんて思っている人
そこいらじゅうにいくらでもいますよ。

しかしながら、特許翻訳を正確に実現するソフトは
これからも出てくることはないでしょう。
それはなぜか。元の日本語がでたらめだからです。

機械翻訳は、原文が正確な文章であることを
前提として文章を変換していきます。
それでも翻訳精度はまだ不十分ではないというのに、
的確さに欠けていたり、不正確だったりする文章なんて、
一気に誤訳が増大していきます。google翻訳あたり
ためしてみると、この辺は一発ですね。

よく独りよがりで分かりにくい日本語を嘆く
特許翻訳者の方がいたりしますが、
それは今となっては逆だと思うんですよ。
日本語が変だからこそ食い扶持があるのだと思うべきです。

現状でも外国案件に強い事務所なんかだと、
ある程度翻訳を想定した日本語を書いていたりして、
翻訳処理の困難性を最初から下げてあったりします。
そういう原文の翻訳って、英語力なくてもできますし、
またスピードよくこなせることから、外注よりも
インハウスで時給換算で支払う傾向になっています。

要するに洗練された日本語の翻訳ってのは、
翻訳単価もまた叩かれた状態になるってことなのです。

いい加減な日本語書いてるから、翻訳外注した時に
誤訳が乱発されて、いい翻訳会社ないかなあ
という話になるのです。
そういうのを的確に処理する翻訳者が重宝されるのですね。

さて、1)から3)まで書いてて思うのですが、
今や特許翻訳者に求められる能力はかつてなく高くなっています。
とともに、そんな能力あるなら特許技術者として
通用するよね、という風にも思うのです。
明細書を書く経験を一度はどこかでした方がよいかと思います。

日本弁理士会の新年賀詞交歓会

新年も明けて少しずつ仕事も進む始めたこの時期、
大体1月中旬頃にこの「新年賀詞交歓会」という
ものが開催されます。今年は1/12に開催されました。

この用語の仰々しさになんとなくなじめないのですが、
賀詞交歓会とは、新年などに人々が集まって挨拶を交わす会。
と定義されているようです。
要するに顔なじみ程度の人と顔を合わせながら
「ああ、どうもどうも、今年もよろしく」
という程度の挨拶を多くの人と交わしていく
イベントということになります。

大きなくくりだと新年会ということになるのですが、
新年会というのはもっと気心の知れたもので集まって
大いに盛り上げるイベントという位置づけですし、
これとは少し違う位置づけで開催されるもの
なのでしょう。

ということで今年も私は参加してきました。
まあ弁理士会の行事というのは参加する顔ぶれが
ある程度決まってきているような側面があり、
案外この賀詞交歓会というのは知られていなかったり
するようなのです。
毎年弁理士会から告知があるのですけどね。

これ告知の通り
「ご出席の申し込みは不要、会費は無料です」
となっているのですよ。
それで高級ホテルの高級な料理を
食べに行くことができるのです。
そんなに遠くなければタダ飯を食べに
行けばよいのではないかと思うのですが、
そういう弁理士は少数派のようです。

自分はもう割り切って食べたい物を
ひたすら食べて撤収くらいの勢いで参加しています。
よく、「一緒に話すような友人もいない」という人も
いるのですが、別に1人で行けばいいじゃないですか。

それで自分は、開始と共にポジショニングも
既に完了させます。
といってもそんなに食べれるものでもないですから、
ひととおり食べ終わったらまったりする感じに
なるのですが、弁理士会の一堂に会する
行事なのですから、やっぱり人に会うのですね。

「あの委員会の件ではどうもでした」
「こんど会派でこういう役職につくことになりました」

なんて話から、

「おお久しぶり、最近の景気はどう?」

などというどうということもない話ですが、
話しかけてくる人が結構いるのですね。

別に自分は人と話さず食ってればいいや
とは思っているのですが、
行けば行ったで人と会うし、そこで
会話も出てきますので、
結局標記の通りの「賀詞交歓会」
の通りに時間を過ごすことになっていきます。

特に写真を撮ったりはしていないのですが、
要するに会食イベントですよ、という紹介の記事です。

弁理士が桃太郎になったら

ブログ界では何かを桃太郎に置き換えた物語にするのが
流行っているようなので、弁理士としてもちょっとこれに
挑んでみます。商標に注目したり等いろんなバージョンが
考えられそうですが、とりあえずこれで。


むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんとおばあさんは製品を開発していました。
おばあさんが事業所で設計をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、
新しいアイデアが生まれてきました。
「おや、これは良い特許になるわ」
おばあさんはアイデアをまとめて提案原稿を作成しました。

そして、おじいさんとおばあさんが特許出願しようと桃を切ってみると、
なんと中から元気のない弁理士が飛び出してきました。
弁理士が見つからなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。

桃から生まれた弁理士を、おじいさんとおばあさんは代理人に任命しました。
桃太郎はスクスク明細書を書いて、やがて特許出願しました。

そしてある日、弁理士が言いました。
「審査請求して、特許審査を通します」
おばあさんに費用請求して審査請求すると、拒絶理由通知が出ました。

  旅の途中で、イヌに出会いました。
 「弁理士さん、どこへ行くのですか?」
 「意見書補正書を書いて、拒絶理由を覆すんだ」
 「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
  イヌはきび団子をもらい、桃太郎のおともになりました。

  そして、こんどはサルに出会いました。
 「弁理士さん、どこへ行くのですか?」
 「意見書補正書を書いて、拒絶理由を覆すんだ」
 「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」

  そしてこんどは、キジに出会いました。
 「弁理士さん、どこへ行くのですか?」
 「意見書補正書を書いて、拒絶理由を覆すんだ」
 「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」

 こうして、イヌ、サル、キジの特許技術者を採用した桃太郎は、
 ついに応答期限間近になってしまいました。

 特許庁では、審査官たちがノルマに追われて、特許審査をしています。
 「それ、かかれ!」
 イヌは、引用文献にない事項で請求項を限定し、
 サルは、補正する内容が明細書に根拠があることを主張し、
 キジは、先行技術との相違点を明確に主張しました。
 桃太郎は、原稿をチェックして特許庁に送信するだけです。

  とうとう審査官は、「特許査定」と、ついに降参しました。
  桃太郎とイヌとサルとキジは、特許査定とともに特許料納付期限も連絡です。
  おじいさんとおばあさんには、成功報酬も請求しました。
  桃太郎は、代理費用のおかげでしあわせにくらしましたとさ。

年末年始のアクセス推移と出勤状況

当ブログは、多分他も大体同じだと思うのですが、
大体平日にアクセスが増え、休日にアクセスが減ります。
ということなので、年末年始のような長期休暇などでも
当然アクセス数が減ります。

そういうことなので、アクセス数の増減から
年末年始の出勤状況が分かるのではないかと思うのですね。
年末はいつまで勤務していて、いつから出勤なのか。
その辺の傾向がアクセス数から見えてきます。

はてな標準のアクセス解析でグラフが出るので、
ちょっとその辺を貼り付けてみます。

 f:id:patintl:20170106142531j:plain

こうしてみると、1週間くらい休みなのかと思いきや、
なんだかんだで皆さん働かれてますよね。

私もそろそろエンジンを掛けなければなりません。