弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2つ目の動画(続いて商標登録関係)をアップロードしました

www.youtube.com

さて弁理士試験の短答試験合格発表を明日に控える中、
2つ目の動画をアップロードしました。

今度の動画は、商標登録出願したら、いつ取れるの?
というお問い合わせに対する回答をざっくばらんにまとめています。

まあ事務所サイトに書いてある内容なのですが、
文章にしていても対面を希望される方は多いですし、
その辺の内容を動画にしてみました。

動画自体はもう収録しているので、確認してアップロードするだけなのですが、
ぼちぼち上げていきます。テキストではないのであまり見る人も
いないでしょうが、適当に冷やかしてもらえるとありがたいです。

特許じゃなくて商標なのかよという面はあるのですが、
弊所の場合は全業種をまんべんなく行っている点と、
動画との相性という点では、特許より商標の方が
動画に対する需要は大きいのだろうなという感触から、
商標登録に関する動画を先行させています。

そんな感じでよろしくです。

商標登録でお問い合わせを受ける事項についてyoutubeに上げました

www.youtube.com

youtuberデビューしました、と言って動画を上げてからだいぶたちました。
プロフィール動画的を載せることで、ウェブコンテンツにも厚みを増し、
さて次の動画も載せるぞと言いながら数カ月です。

次の動画はというとお客様からのお問い合わせ頻出事項を動画にするのが
一番良いだろうということで、やっぱりお問い合わせ数そのものが多いのは
国内の商標登録関係であり、その中でも一番最初に料金を聞かれます。
ですので、まずは商標の費用についての対談動画を最初にしました。

動画のタイトルは制作会社の人にお任せしましたが、
内容は商標登録の費用について、という内容です。

動画撮影そのものは、実は3月にやっていたのですが、弊所業務の全てが
押しまくり、レビューは放ったらかしになり、こんな時期になってしまいました。
急がなければならないことは目白押しの中、
まずは個別業務動画の第1弾を上げることになりました。

プロフィール動画とは別のチャンネルになったのですが、
どうやらgoogleアカウントが乗っ取られてパスワードが勝手に変えられて
しまったらしいのですね。それで別チャンネルになりました。
私はgoogleアカウントというものをほとんど使わない人間なのですが、
こういうことが起こるとなるとネットのアカウントってやっぱ
リスクが大きいなということを再認識しました。

こんな感じで打合せしてますよー、という内容です。

令和元年度弁理士試験のスケジュールと対応

もう短答試験も終わって合格発表待ちの状況で、
今更日程ではあるのですが、弁理士試験の日程を
検索で調べてみても、特許庁のサイトは分かりにくいですし、
案外一覧はないものですよね。
その辺を雑感を交えて書いてみるのも需要あるかもと思い、
記事を書くことにしました。

https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-koukoku.html

 

短答式筆記試験  平成31年5月19日(日曜日)

もう終わって1週間になります。
受験生はもうそろそろ次のステップに進む準備に
入っているでしょうか。案外立ち上がらないですよね。


短答合格発表  平成31年6月10日(月曜日)(予定)

ようやく勉強に本腰が入った頃に合格発表になり、
そこで再びそわそわしだします。

合格発表が、必須論文試験までのちょうど間の日、
折り返し点ということになります。


論文式筆記試験  平成31年6月30日(日曜日)に必須科目
         平成31年7月21日(日曜日)に選択科目

必須論文は7月の印象なのですが、今年は6月と早めになります。
短答試験も若干早い感じなので、全体として前倒し感があります。

選択科目がある人は、そこから選択試験の勉強となり、
他の受験生から漂う試験が終わったムードに惑わされがちです。

ここから一息ついて、8月には口述試験対策の夏となります。
ひと頃ほどの厳しさはないですが、8月には始めておく必要があります。


論文合格発表  平成31年9月18日(水曜日)

論文合格と共に、口述試験になだれ込みます。落ちた方は、ここで一休みです。
選択があって不合格の方は、どちらが受かったのか、通知が届くまでやきもきします。
採点結果なども届きます。


口述試験     
平成31年10月12日(土曜日)から平成31年10月14日(月曜日)のうち、いずれかの日

口述試験をもって、1年間の試験日程が終了します。


最終合格発表   平成31年10月31日(木曜日)(予定)

この後、合格祝賀会と、実務修習の申し込みとなります。

毎年、春に始まって秋に終わるというサイクルとなります。
短答まででようやく序盤戦ですので、今年も頑張っていきましょう。

令和元年度弁理士短答試験、問題解答の公表

今年の弁理士試験短答式筆記試験問題及び解答(令和元年度-2019年)
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-mondai/r01tanto.html

が公表になりました。

年々試験問題を読むのが億劫になっている弁理士の皆様。
こういう時こそ年に一度試験問題を読んで5問くらいでも解いてみるのが
弁理士として必要なことではないかと言いながらも、
当方も色々忙しく、そういうことに頭が回りません。

一番気になるのは令和元年なんだあと言うことですね。
これまで解いてきた過去問は全て平成でしたからね。

今年も各受験機関が解答の速報を出すよう頑張っていたようです。
年に一度のイベントという感じでやっているようですね。
速報がないと自己採点ができなかった時代は、
元号も変わることで本格的に過去の遺物となっていきますね。
今の受験生にとってはもしかするとなぜそんな無駄なことを、
と思う人もいるかもしれませんが、昔はそれが必要だったのです。

短答受験生には1週間くらいは勉強も手につかない時期が続くと思いますが、
ここを通過してからが受験シーズンだなあと毎年思います。

弁理士試験志願者統計(令和元年度)

今年も、弁理士試験、短答試験は明後日となります。
そんな中、2019年弁理士試験志願者統計が発表されました。

https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-tokei/r01.html
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-tokei/document/r01/r01_shigansha.pdf

志願者数は3858名。去年が3977名、一昨年が4352名、よりもさらに減少しました。
減少幅は小さくなってきましたが、まだまだ下げ止まらないようです。

下記は昨年書いた内容ですが、基本的な状況は変わっていません。


志願者の減少については、
少子化及び雇用情勢の順調さを受けた若年層の流入低下
弁理士に限らず士業全般の魅力の低下

という側面があることは前から指摘していましたが、
弁理士試験特有の現象として需要の先食いと言うものがあります。
一時期に大量に合格者数を出した結果、受験者がかなりはけてしまって、
滞留する受験者が減ってしまったという観点です。

長年受験を続ける人がかなり減ったのではないかなあと思います。
ある時期に合格者としてはけた上に、試験の難易度を上げたことにより、
ボーナスステージが終わったのだからもうキリをつけようと思った人が
出てきたはずです。
大多数の受験生はなし崩し的に続けてきたと思うのですね。
そういう人が減ったという側面が弁理士試験にはあったはずです。

まあそうはいっても受験者数1000人とかそういうことにはならないと思います。
膨らみすぎた業界流入人数が元に戻りつつあるだけです。
合格者数はある程度確保しないといけないでしょうから、
受験者数が減るのは受験生にとっては多分朗報だと思います。
20年くらい前は短答だけでも相当の難易度でしたが、
難易度がそこまで戻ることも、もはやないでしょう。

何も変わっていない以上、現在の状況につき認知が進むにつれて、
状況はさらに進展していくものと思われます。

・短答合格者数で0回が減り、1-5回が増えて、6回以上が減っています。
・年齢別では30代が大きく減り、他の年代はほぼ変わらずです。
 30代の受験者数減少がそのまま全体の減少になっています。
・地域別では、愛知、京都、兵庫、福岡などが減り、
 埼玉と千葉が増えています。この辺社会情勢と
 何か連動しているようで興味深いです。 

だから何と言っても、この試験を受けると決めた人たちは
もう腹くくって頑張って受かるほかありません。
受かった後の世界は自分で切り開くしかないでしょう。
まずは難関を乗り越えるべきと思うので、月並みですが
頑張ってほしいと応援するだけです。