水素牛の商標登録出願など、水素な時代を先取りした商標戦略
商標登録関連でtwitterでバズっていたので何だろうと見てみると、
「水素牛」という商標登録出願がされていたようなのです。
区分:29(牛肉)となっています。 水素水ブーム。
こういうのにあやかって商標登録出願というのも結構あります。
商標速報botでは次から次へと公開公報がツイートされ、
面白いものがピックアップされます。
これだけだとまあ、ふうんという感じですが、
続きがあります。
[商願2017-50843] 商標:[画像] / 出願人:糟谷 繁子 / 出願日:2017年3月31日 / 区分:29(豚肉)
[商願2017-50844] 商標:[画像] / 出願人:糟谷 繁子 / 出願日:2017年3月31日 / 区分:29(鶏肉)
言葉の並びがしっくり来なかったのか、英語で攻めてきました。
まあ普通はこれで十分でしょう。これだけでも、ああ、
何かスイッチが入ってしまったのだなと考えます。
しかし、これでは終わらなかったようなのですね。
[商願2017-50845] 商標:[画像] / 出願人:糟谷 繁子 / 出願日:2017年3月31日 / 区分:29(食用魚魚介類)
肉の次は魚。魚の種類ごとと言うのも芸がないと思ったのでしょう。
商標的なターゲットになりうるのは養殖魚と考えた、そのセンス。
魚はこれでいい。次は植物。
水素食物を制覇する野望はさらに続きます。
[商願2017-50846] 商標:[画像] / 出願人:糟谷 繁子 / 出願日:2017年3月31日 / 区分:1(肥料)
今度は肥料来ました。穀物メジャーのような発想です。
上流工程はこれで終わり。今度はリテールを掌握する流れです。
[商願2017-50847] 商標:[画像] / 出願人:糟谷 繁子 / 出願日:2017年3月31日 / 区分:43(飲食物の提供)
レストランまで。我々はもう水素で何もすることはできないのでしょうか。
もっとも「水素レストラン」とあって、そこに本当に行きたいか、
というとそこは非常に謎が残るポイントではあります。
・・・その後も「水素プール」「水素スタンド」「水素ワイン」
「水素バー」と、次々と展開していっているようです。
大変ですね。上田育弘さんもうかうかしてられません。
なお、ベストライセンス社は以下の出願をしています。
商願2017-048297 水素水 04 07 09... ベストライセンス株式会社 2017/04/10
商願2017-049633 水素製鉄 04 06 09... ベストライセンス株式会社 2017/04/11
商願2017-049691 水素インフラ 09 12 35... ベストライセンス株式会社 2017/04/11
こちらもド直球来ました。
仁義なき戦いは留まるところを知りません。