弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

弁理士試験合格者260人の内訳(平成30年度弁理士試験最終合格者統計)

2018年度弁理士試験は、最終合格者数が260人、
というのは合格発表の通りなのですが、
去年あたりから最終合格者の内訳情報も同日発表となっています。

特許庁の公表データがこちらです。
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h30toukei/pdf/h30_saisyu_goukakusha.pdf
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h30toukei/index.html

合格発表と同時公表のデータについては既に書いたのですが、
さらに詳細なデータが、平成30年度弁理士試験最終合格者統計
として改めて公表になりました。

合格者数が、296人、255人、と来て、今年260人で下げ止まったのが
最大のポイントなのですが、関連する様々なデータの変動も
落ち着きを見せた感じがあります。

その中で注目されるのが、受験回数、短答合格回数、が
初回の人がいずれも大きく数を増やしている点です。
試験問題あんまり見てないですが、知識の蓄積よりも、
その人の基礎能力的なものの比重が高く、
できる人ならすぐ勉強してすぐ受かるような性質の
試験という要素が大きくなったのですね。
言い換えれば試験そのものは去年より易化したといえるかもしれません。
受験者数そのものは1割ほど減っていますからね。

試験は難化はしたとはいえ、2000年代初期ほどの難易度ではなさそうで、
口述試験ももう簡単に通しており、人数的にも日本弁理士会
求めていた数字に近くなってきております。
受験者減は、各国家資格に共通している現象なので、いまさらという部分です。
色んな意味で正常化してきているなあという感想を持ちました。
この資格、仕事を本当に目指したい人にとっては、
あきらめるほどの状況にはなっていないと思いますので、
また来年目指される方は頑張ってほしいと思います。

すし久兵衛がオークラ提訴 「片隅に追いやられた」

神谷町にあるホテルオークラ東京と言えば日本弁理士会
催事関係でおなじみの場所です。
そこで出店している久兵衛と言えば、会活動に頻繁に
顔を出していれば、その寿司を口にした方も多いでしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00000071-asahi-soci

これがこのようなトラブル事件とのこと。
まあ思わず目には留まりますよね。
ただまあ某集まりで出てくるあれについては、
そこまで高級店のレベルに達しているほどのものは
出ていないような気も・・・というのもありますので、
人気など勘案して、こういう扱いになったのかもしれません。

基本的にはオークラ側が決める話かなあという気がしますので、
分が悪い気はしますので、いつまでも中で出店し続ける、
というのはあんまり得策ではないのでしょう。
だから何という感じなのですが、なじみのある場所なので、
ちょっと気になりましたという話です。

平成30年度弁理士試験の結果について

2018年/平成30年度弁理士試験の結果概要は下記リンクの通りです。
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h30_benrisi_kekka.htm

合格発表と同時に公表されている話なので今更ではあるのですが、
内容を見ていきます。
今年の特徴は合格者数の減少が下げ止まったということですね。
志願者数等は減少して行っていますので、合格率としては増えています。

今年の詳細データは出ていませんので、下記の昨年のデータを比較すると
分かることも出るかもしれません。
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h29toukei/pdf/h29_saisyu_goukakusha.pdf

男女比は大体いつも8:2だったのですが、
今年は男性: 74.2%、女性: 25.8%と女性比率が上がっています。
後は昨年との比率ではそんなに変わっていませんね。

今年も弁理士試験がすべて終わったと、そんな状況です。
最終合格できなかった方は、来年に向けての準備期間ですね。

最終合格者数は260人(平成30年度弁理士試験)

2018年度弁理士試験は、最終合格者数が255人となりました。
昨年の合格者数は255人だったのでほぼ変わらずになりました。
その前が、296人、319人、その前の385人からは減少しています。

リンク先は以下の通りです。
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h30_benrishi_goukaku.htm

大体250人あたりをターゲット数にしていくような話を聞いていたように思います。
ですので、この辺にようやく到着してきたのでしょう。
この後は大体みんな飲み会漬けになって、それから実務修習になります。
まずは祝賀会ですね。

特許事務所のお局特許事務とは

お局様という言葉が使われるようになって久しいですが、
近年の雇用情勢の変化からか、徐々に減っていっているという
話も聞くことはあります。ただ完全にいないかというと
そんなこともなく、職場によっては隠然とその力を
発揮するような方を見かけることもあります。

特許事務所においてそのような方がいるとすれば、
それはおそらく特許事務であり、まあたしかにこれは
お局であるなあと見受けられている例を存じております。

お局特許事務というのは、往々にしてその特許事務所で
権限を持つ程度に能力を持っている方が
その地位に至ることが多いです。
実際のところ特許事務所の業務については
品質どうこう以上にミスをしてはならないという重要性があり、
その責任を一手に引き受けるのは弁理士ではなく
特許事務であることから、ピリピリしてくるのは
仕方ない部分があります。

多くの特許事務の方は、その気持ちを抑えながら、
その高い能力を発揮しているのですが、
たまにヒステリー全開で特許事務所を地獄に
落とす方もたまに観測されます。
しかしながら、業務の要を抑えているお局様を
怒らせてしまっては業務の滞りで済めば御の字で、
困った事態に陥ることもあります。
そのご機嫌を損ねないように業務を運ばなければ
ならない職場の方も少なくはないでしょう。

まああまり具体的な話をしすぎるのも何かと微妙ですから、
そういう人もいるねという程度の話にとどめることにします。