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新宿西口の国際特許事務所の弁理士うめざわの特許業界事情ブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士が、特許事務所、弁理士試験について語るブログ、特許事務所で中小ベンチャー企業や個人事業者を中心に受ける弁理士が、企業や特許事務所勤務の経験に基づく、特許知的財産業界の様々な話を展開します

この仕事はなぜそれをやってるかってのが結構大事

もう今週は弁理士試験の最終合格発表ですね。
ブログ記事的にはいろんな話題が思いついたのですが、
こういう静粛に時を待つ状況の時の話題というのは
あまり変なのもどうかということで
この仕事をまじめにどう考えるか、的なものの
方がふさわしい感じがしたので表記の話題になりました。

まあ他の仕事でも何も理由も考えずに何かをするもの
ばかりではないでしょうが、取扱商品がどういう
意味を持つのかってことを根源的に考える必要がある
仕事は実はそんなに多くはないような気がしています。

みなさん、「特許って何のためにとるの」と質問されて、
どれだけ的確に答えることができるでしょうか。
自分は実務家として駆け出しのころにそう問われて、
それっぽい返事をしたものの、「そんなことのために
そんなにお金をかけるの」という返事に的確な
返答をすることができませんでした。
この仕事をする以上、その答えは持っておいた方が
良いような気がします。そのことが業務の質を
上げていくことにつながると思うからです。

答えは業種によって結構違うのですね。
製品を市場に流通させる業務を行う場合、
同業者それぞれが、その提供の意味が異なる
ということはあまりないと思います。
机を販売しているとして、机の機能に差は
あるかもしれませんが、机を使うことの意味
というのは、たぶん机によって違いはないですよね。
けど特許というものはかなり幅があります。

したがって特許の取り方にもその活用の仕方にも
幅が出てくるのですが、その意味を考えていないと
その振り幅に対して対応ができなくなってくるのです。

弁理士になるということは、業務遂行に際し客先に出る
ようになるということと基本的には同義です。
そこで案件ごとの意味というものを、単なる技術内容
以上に思いをはせるということが大事なんじゃないか
と思います。

弁理士試験自体は、そんなことを考えれば考えるほど
逆に落とし穴に落とすような意地の悪い側面も
あったりしますが、受かった後は単なる法律知識とは
違った視点を持つことが大事になっていくでしょう。

という訳で、合格発表前の受験生に向けて
ちょうどよい話の流れになりました。