新宿西口国際特許事務所の弁理士うめざわブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士による、特許事務所業界と弁理士試験のブログ

平成29年度弁理士論文試験(必須科目)、問題解答の公表

今年の弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)問題及び解答(平成29年度-2017年)
http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/kako/mondai/h29benrisi_ronten.htm

が公表になりました。

今週の日曜日が弁理士論文式試験の試験日だったのですね。
自分は仕事にすっかり追われていてここ1週間更新してませんでした。


論点は以下の通りです。
PDF記事を見るのもかったるいでしょうし、
内容的にもあっさりしているのでそのまま写します。
ニュース性の高い事項ですから特に問題ないでしょう。

【特許・実用新案:論点】
【問題Ⅰ】
以下の事項についての理解を問う。
1 国際出願の出願手続、国際段階における補正、及び国内移行における手続
2 外国語書面出願の概要・趣旨
3 外国語書面出願の補正及び誤訳に関する拒絶理由
【問題Ⅱ】
特許権に関する以下の事項についての理解を問う。
1 侵害の要件
2 試験又は研究のためにする特許発明の実施
3 裁定による通常実施権の設定
4 冒認の無効理由

【意匠:論点】
【問題Ⅰ】
意匠法上の物品についての理解を問う。
意匠法が規定する画像を含む意匠の保護の理解を問う。
【問題Ⅱ】
意匠権が独占権であることの理解を問う。
意匠登録無効審判の請求、先使用による通常実施権の抗弁、先出願による通常実施権の
抗弁の理解を問う。

【商標:論点】
【問題Ⅰ】
商標登録の異議申立制度及び無効審判制度についての理解を問う。
【問題Ⅱ】
1 商標法第4条第1項第17 号についての理解をTRIPS協定との関係で問う。
2 商標法第4条3項についての理解をパリ条約に基づく優先権主張との関係で問う。
3 商標法第3条第1項各号についての理解を「その商品」との関係で問う。
4 商標権侵害の主張に対する抗弁についての理解を問う。


特許と商標で国際出願を絡めてきました。
商標法第4条第1項第17号の趣旨とか、聞かれると焦りますよね。
「知らないと解けない」という問題が多めな印象です。
年によっては、メジャーな事項を抑えておいて、
なんとなくそれっぽいことを書いておけばいい年なんかもありました。
論述力とかよりも、直前まで基本書読んでろってのが今年の問題でしょうか。

特許法は国際関係を中心に手続き主体を、
意匠・商標は趣旨をきちんと理解しておくように、
というメッセージが隠れているのかもしれません。
まあそのメッセージを翌年あっさりひっくり返してくるのが
某官庁でもあるのですが。

選択科目のある人は、これからが終盤戦です。
モチベーションがこの時期本当に切れるんですよね。
口述対策は8月に入ってからが目安です。